セルティック開幕戦、日本人3選手の現地評価は?「DFにとって悪夢」「十分にエネルギッシュ」

2022年08月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「人生が懸かっているかのように走って追い回した」

開幕戦で揃って先発した(左から)前田、旗手、古橋。(C)Getty Images

 シーズン開幕戦での日本人選手のゴールはなかった。だが、セルティックはスコティッシュ・プレミアシップ初戦でアバディーンを2-0と下し、白星発進している。

 日本人選手は古橋亨梧、前田大然、旗手怜央が先発出場し、古橋が65分、前田と旗手が66分までプレーした。開幕前に負傷が明らかになった井手口陽介はベンチ外だった。

 開始早々にセットプレーで先制したセルティックは、古橋が何度かゴール前に詰め寄る場面もあったが追加点ならず。75分、ジョッタのミドルシュートでリードを広げて初戦を制している。

 地元メディア『THECELTICWAY』は、採点記事で出場した日本の3選手いずれも6点と評価した。

 旗手については「(マット・)オーライリーによる素晴らしいお膳立てから序盤に低めのシュートを放つも阻まれた。いつもサイドのマエダにボールを散らしたり、キラーパスを狙おうとしていた。後半に後方からの荒いタックルの犠牲者となって交代」と伝えている。

 古橋に関しては「(ギオルゴス・)ギアクマキスの得点王の座を狙う日本人ストライカーは、シュートをGKに阻まれ、オーライリーの見事なクロスからのシュートは枠をとらえず。十分にエネルギッシュだったが、あまり供給が万全でなかったことで時折不満をうかがわせた」と評価している。

 また、前田には「常にウイングを独占し、自由にジョッタと入れ替わった。MFたちから継続的に供給があり、彼自身は人生が懸かっているかのように走って追い回した。最後のサイドからのボックス内へのボールは改善の余地があるかもしれないが、まったく息を突く間を与えないのでDFにとっては悪夢だ」と好意的に報じた。

【動画】セルティック開幕戦で旗手、古橋が立て続けにゴールを急襲
 一方、『THE SCOTSMAN』は、旗手を7点と高評価。「非常に力強くスタートし、ファイナルサードに忍び込んで、時につなぎ役となった。後半、何度か激しいチャレンジを受けた結果、交代に」と伝えている。

 前田と古橋には6点をつけ、前者については「左サイドで見事なスタートを切るも、ジョッタと入れ替わったときに失速。相変わらず、ボールを持っていないときのクオリティは確か」と評した。

 古橋のことは「ボックス付近で何度か賢い走りで良い位置をとったが何もなく、比較的静かなパフォーマンス。前半のオーライリーのクロスに反応したのが最も得点に近づいた」と報じている。

 加入1年目の昨シーズン、いずれも高く評価された3選手だけに、2年目の今季は期待値が高まっている。それだけに見る目も厳しくなっているが、重圧をはねのけてさらなる飛躍を遂げられることを期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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