【J1展望】2ndステージ・11節|横浜-FC東京|中村vs太田の“レフティFK”対決に注目!

2015年09月18日 サッカーダイジェスト編集部

横浜――緩急をつけた崩しで相手の守備網を切り崩す。

故障者/横浜=ラフィーニャ、田口、中町 FC東京=権田、圍、石川、佐々木
出場停止/横浜=なし FC東京=高橋

J1リーグ2ndステージ・11
横浜F・マリノス - FC東京
9月19日(土)/19:00/日産スタジアム
 
横浜F・マリノス
2ndステージ成績(10節終了時):7位 勝点15 4勝3分3敗 16得点・10失点
年間成績(27試合終了時):7位 勝点41 11勝8分8敗 37得点・27失点
 
【最新チーム事情】
●前節・新潟戦は引き分けに終わって連勝は4でストップ。しかしチーム状態は悪くなく、今節も引き続き同じ11人で臨むことになりそうだ。
●その新潟戦で両足のふくらはぎをつって途中交代した中村だが、今週に入ってからはフルメニューを消化し、コンディションに問題はない。
●8月の月間MVPに選出された齋藤が好調を維持。シュート練習でもキレのある動きで鮮やかなゴールを連発していた。
●ボール回しなどの練習に部分合流しているラフィーニャの復帰は次節以降になる見通し。
 
【担当記者の視点】
 敵地で戦った前回対戦は0-0のスコアレスドロー。ただ、シュート数は10対3で上回り、「非常に多くの得点チャンスを作れたし、勝つ可能性は十分にあった」(モンバエルツ監督)だっただけに、良いイメージを持って今節のゲームに臨めるだろう。
 
 中村のトップ下起用が定着しつつあるが、それでもまだこの背番号10を中心とした攻撃の形を作り切れていない印象だ。縦に速く攻めるスタイルは継続しつつ、一度、中村を経由してからスピードアップさせるやり方を取り入れるなど、より緩急をつけた崩しで相手の守備網を切り崩したい。
 
 そして最大の注目は、ともに高精度のキックを武器とする中村と太田の"レフティFK"対決だ。それぞれにゴールを狙える直接FKの場面があれば、間違いなくこの試合の見せ場のひとつとなるはず。勝負の行方を決めるかもしれない、スペシャリストの妙技からは目が離せない。
 
 連勝は4でストップしたが、勢いが途絶えたわけではない。とはいえ、ここで負ければ一気にトーンダウンする可能性も高く、それだけに是が非でも勝利をもぎとって、ラストスパートに弾みをつけたい。

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