相馬に始まり相馬に終わる!E-1で大暴れのグランパス相馬勇紀、地元での人気も規格外「全てにおいて象徴」「マスコットであり…」

2022年07月28日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

ヘッド!FK!オシャレショット!変幻自在に3ゴール

E-1得点王&MVPに輝く圧巻の活躍を見せた相馬。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日本代表は7月27日、E-1選手権の最終戦で韓国代表と豊田スタジアムで対戦し、3-0で快勝。勝点を7に伸ばし、4大会ぶりのE-1制覇を達成した。

 宿敵撃破の立役者となったのが、相馬勇紀だ。前半からキレのある動きを見せていた左サイドハーフは、49分に藤田譲瑠チマのクロスに頭で合わせ、値千金の先制点をゲット。さらに63分には勝利を大きく手繰り寄せる佐々木翔のチーム2点目をCKでアシストした。

 振り返れば、今大会でチーム初ゴールを奪ったのも相馬だった。香港との初戦(6-0)の開始わずか2分、鮮やかに直接FKを叩き込み、怒涛のゴールラッシュの口火を切った。キレキレの25歳は、この一戦では圧巻のヒールシュートでチーム5点目も奪っている。

 大会を通じて攻撃を牽引し、ヘッド、FK、オシャレショットと、まさに変幻自在に3ゴール。MVPに輝くのも納得のパフォーマンスだ。ファンもそれは同意見のようで、韓国戦後に現地豊田スタジアム周辺で「今大会のMVPは?」と伺った結果、9割以上が背番号16をナンバーワンに挙げていた。
【動画】E-1はここから始まった!相馬の圧巻FKをもう1度
「やっぱり相馬。スピード感や身体の開き方がいい。それにドリブルすべきときとパスすべきときが分かっているので、プレーに迷いがない」

「チームがシステム的にハマらなくて、攻撃があまり流動的ではなかったが、相馬選手が個人技でCKを取ったりして何とかしていた。ピンチのときに頼りになる存在だった」

「もちろん相馬勇紀選手。ただ点を取っただけでなく、1戦目も3戦目も先制点というのが大きい」

「やっぱ相馬くんでしょ。E-1は相馬君に始まって相馬君に終わった感じ。地元が愛知なので日頃から見ているけど、E-1では縦に行くと見せかけての中がすごい効いていた」
 

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