ローマがディバラに続いてパリSGのヴァイナルドゥム獲得か!本人もローマ行きを希望と現地報道

2022年07月22日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

パリSGと年俸を折半する形でのレンタル移籍を提案か

ジャパンツアーの帯同メンバーから外れ、今夏の退団が濃厚となっているヴァイナルドゥム。(C)Getty Images

 ローマがパリ・サンジェルマンで構想外となっているオランダ代表MFジョルジニオ・ヴァイナルドゥムの獲得に乗り出しているようだ。

 21年夏にリバプールから2年契約でパリSGへと加入したヴァイナルドゥムは、昨シーズンの公式戦38試合に出場して3ゴール・3アシストを挙げたものの、パフォーマンスは振るわず、序列が低下。チャンピオンズ・リーグのレアル・マドリー戦(ラウンド・オブ16)では出番なしと、重要な試合で外されるケースが多かった。

 ジャパンツアーの帯同メンバーからも外れたヴァイナルドゥムは、今夏の移籍が取り沙汰されており、プレミアリーグの古巣ニューカッスルやエールディビジ(オランダ)のPSVなどが候補に挙がっていた。

 イタリアの『コリエレ・デッロ・スポルト』紙によれば、ローマのジョゼ・モウリーニョ監督は、リバプールで実績を積んだこのオランダ代表MFを高く評価しており、チームに加えたい意向があるようだ。

 同紙は、ヴァイナルドゥム本人もローマ行きを承認しており、近々ローマとヴァイナルドゥムの代理人が交渉をスタートさせる予定だと伝えている。
 

 経済的な面からローマが同選手の推定年俸である900万ユーロ(約12億6000万円)や移籍金を支払うことは難しく、パリSG側と年俸を折半する形でのレンタル移籍を提案するだろうと報じた。その場合、ヴァイナルドゥムの放出を考えているパリSGは、ローマに1500万ユーロの買取オプションを付帯する条件を出す可能性が高いと推測している。

 ただ、クラブ間の交渉はスムーズに進むかもしれない。

 昨年4月、欧州スーパーリーグ構想がとん挫した後に欧州クラブ協会の代表に就任したパリSGのナセル・アル・ケライフィ会長は、ローマのオーナー、ダン・フリードキンが実行委員会に加わってくれたことを公に感謝するなど、良好な関係を築いているからだ。

 そのため、本格的に交渉が始まれば、時間をかけずに契約が成立する可能性は十分にある。先日、入団が発表されたパウロ・ディバラに続いてローマが大物を獲得できるか注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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