モウリーニョが新天地の決まらないディバラ獲得を熱望? 伊紙「数か月前は非現実的だったが、いまなら…」

2022年07月09日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「ジェコが古巣ローマを助けるかもしれない」

移籍先がなかなか決まらないディバラ。(C)Getty Images

「ディバラの獲得は、モウリーニョの強い希望だ」

 イタリアの『Corriere dello Sport』紙は7月8日、ジョゼ・モウリーニョ監督のリクエストを受けたローマが、ユベントスを退団したパウロ・ディバラの獲得に動いていると伝えた。

 ローマがディバラの獲得に乗り出したのは、いまに始まったことではない。「ローマは今年の春先に代理人ホルヘ・アントゥンと交渉の場を持った。その時、ディバラ側から年俸800万ユーロ(約11億2000万円)+ボーナスの3年契約を要求されたため、引き下がった」と数か月前を振り返りながら、「しかし、その時と状況が違ってきた。(移籍先がなかなか決まらない)ディバラ側が市場の変化を感じるようになった」と現状を説明する。

 ただ、「ローマがディバラを獲得するのは簡単ではない」とも記している。まずローマはニコロ・ザニオーロの売却が最優先で(カウンターパートを含めず、現金4000~5000万ユーロ=約56~70億円を求めている)、その後にディバラ側との年俸交渉をする必要があるからだ。同紙はそれでも、「数か月前はすべてが非現実的な話だったが、いまなら実現する可能性はまったくのゼロではない」と見ている。

【動画】ディバラの華やかなゴール集をチェック!
 ディバラはインテルへの移籍が有力視されている。しかしインテルはロメル・ルカクをチェルシーからローンで獲得。ディバラもチームに加えるには、売却不可とするラウタロ・マルティネスを除く現有FW(エディン・ジェコ、ホアキン・コレア、アレクシス・サンチェス)のうち、2人を売却する必要があるという。

 現状では、ジェコとサンチェスが放出候補と見られており、後者の退団はほぼ確実。そこで同紙は、ジェコがインテルに残留すればディバラが入る枠がなくなって「結果的にディバラはローマに移籍するのでは」という仮説を立てた。これを「ジェコが古巣ローマを助けるかもしれない」と表現している。はたしてローマはディバラを獲得できるのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

次ページ【動画】ディバラの華やかなゴール集をチェック!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事