C・ロナウドの去就はどうなる? 英『BBC』が新天地候補に見解!「最も可能性のある選択肢は…」

2022年07月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「理にかなう」としたのが…

移籍か残留か、去就が注目されているC・ロナウド。(C)Getty images

 マンチェスター・ユナイテッドからの移籍希望が報じられてから、クリスチアーノ・ロナウドの去就を巡る報道は後を絶たない。チャンピオンズ・リーグ出場を望む背番号7は新天地に向かうのか。「赤い悪魔」に残留するのか。進展が注目されている。

 英公共放送『BBC』は7月5日、移籍先候補と言われるクラブがロナウドを求める理由や、実現の可能性について見解を示した。

 まず挙げられたのは、ドイツの王者バイエルン。ロベルト・レバンドフスキが移籍を希望し、ストライカーの補強が考えられる。だが、BBCはバイエルンがすでにリバプールからサディオ・マネを獲得しており、伝統的に高齢の選手を獲得しないクラブであることを指摘。「かなりの確率でないだろう」と、移籍の可能性は低いと報じた。

 次は、ジョアン・ラポルタ会長がロナウドに会ったと騒がれているバルセロナ。だがBBCは、レアル・マドリーでの過去を別にしても、リオネル・メッシを手放すことになった財政事情を抱える中で、ロナウドと契約するのは現実に逆行するとし、「もしも合意したら、説明すべきことがある」と伝えた。
 
 ロメル・ルカクがインテルにレンタル移籍したチェルシーも、ストライカーを強く必要としている。ロナウドを獲得すれば、新オーナーにとって目玉補強にもなるだろう。だがBBCは、ルカクが合わなかったトーマス・トゥヘル監督のスタイルには、ロナウドもフィットしないと指摘。さらに昨夏のルカク獲得に大金を投じた中で、さらにポルトガル代表FWにも資金を費やすのはリスクが高いと報じた。

 大物の移籍先候補で財力もあるクラブといえば、パリ・サンジェルマンだ。しかし、キリアン・エムバペと契約を延長し、メッシとネイマールも擁する。BBCは、ロナウドを加えれば、クリストフ・ガルティエ監督にとって「頭痛の種」になると指摘。獲得が「あるとは思えない」との見解を示している。

 BBCが「理にかなう」としたのがナポリだ。あのディエゴ・マラドーナ以来の英雄になるチャンスがあり、チャンピオンズ・リーグにも出場する。だが、資金力に難があるのは明白だ。BBCは「まだ疑問が残る」と、現実的ではないのではないかと伝えた。

 そのほか、BBCはロナウドの古巣スポルティング、あるいはアメリカや中東という可能性も挙げた。だが、スポルティングは財政的に現実的でないと指摘。アメリカや中東については、ロナウドが最高級の舞台を望んでいることを強調している。

 売却の考えなしと言われるユナイテッドに残った場合は、どうなるだろうか。BBCは、ロナウドを手放せば、エリク・テン・ハーフ監督が望むスタイルを実践しやすくなり、さらに新指揮官が長期的に取り組めると指摘。だが、CFの補強を予定していなかっただけに、ロナウド退団による得点力低下を補うのが困難とした。

「最も可能性のある選択肢と思えるが、(代理人のジョルジュ・)メンデスはより幅広く関心を持つクラブを評価しようと様々なクラブと話している」

 ロナウドの去就は、この夏の移籍市場に大きな影響を及ぼし得る。進展に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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