【J1採点&寸評】柏1-2鹿島|MOMの鈴木は“勝負強い鹿島の象徴”。無得点でも最高評価!

2022年07月03日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

柏――大南はキム・ミンテに競り負ける

【警告】柏=上島(15分) 鹿島=関川(23分) 【退場】柏=なし 鹿島=なし
【MAN OF THE MATCH】鈴木優磨(鹿島)

[J1第19節]柏1-2鹿島/7月2日/三協フロンテア柏スタジアム

【柏|採点】
スタメン)

GK
佐々木雅士 5
DF
大南拓磨 5
上島拓巳 5
古賀太陽 5
MF
川口尚紀 5.5(85分OUT)
椎橋慧也 5.5
三丸 拡 5.5
戸嶋祥郎 5.5(61分OUT)
マテウス・サヴィオ 6
FW
小屋松知哉 5.5
細谷真大 5.5(61分OUT)

途中出場)
FW武藤雄樹 6(61分IN)
MF中村慶太 5.5(61分IN)
FW森 海渡 ―(85分IN)

監督)
ネルシーニョ 6
【柏|寸評】
 守備時は3-4-2-1、攻撃時は3-5-2の可変システムでスタート。中盤の枚数を増やしたディフェンシブな戦い方で相手のカウンターをケアしていた。

 攻めに転じれば自陣からは得意の速攻を仕掛け、敵陣に侵入すればパスワークから崩しにかかり、なかでもM・サヴィオが相変わらずの超絶技巧で何度も決定機に絡んだ。だが35分に小屋松がチャンスを決めきれず、前半の給水タイム以降から徐々にリズムを崩し、前半アディショナルタイムのCKで大南がキム・ミンテに競り負けて先制点を許した。

 M・サヴィオは47分にも強烈ショットで相手ゴールを脅かし、63分には正確なクロスで武藤の同点弾をアシスト。しかし攻勢に出ていた重要な時間帯でCBの上島が、ペナルティエリア内で鈴木を倒してPKを献上し、これをエヴェラウドに決められた。最終ラインの経験不足が足枷となり接戦で惜敗した。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

【PHOTO】柏レイソルを応援する美女サポーターたち

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