元ミランの“消えた天才”がモロッコ2部へ。市場価値700万円の転落ぶりに驚きの声!「まだ24歳なのか?」「なんという没落」

2022年06月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「次のロナウドだと言っていたのを覚えている」

15歳でベンチ入りを果たすも、マストゥールがミランで公式戦に出場することはなかった。(C)Getty Images

 ドイツの移籍専門サイト『transfermarkt』が6月28日、「元ワンダーキッドがモロッコ2部のゼマラに加入した」と報道。昨夏にレッジーナを退団以降、無所属となっていた元ミランの"天才"ハキム・マストゥールが、ゼマラと契約を交わしたことを伝えた。現在の推定市場価格は、わずか5万ユーロ(約700万円)だという。

 モロッコ人の両親の下、イタリアで生まれ育った現在24歳のマストゥールは、14歳でミランと契約し、15歳でトップチームのベンチ入りを果たすなど"超逸材"ともてはやされた。2015年6月には、16歳でモロッコ代表最年少デビューを果たしてもいる。

 ただ、ネイマールとCMで共演するなど若くして注目されたアタッカーの代表歴は、この1試合のみで、結局ミランでも公式戦では一度もピッチに立てず。マラガやズウォーレでのレンタルも失敗に終わり、18年夏にイタリアの名門を放出されて以降も、その才能が開花することはなかった。

【関連動画】ネイマールとCMで共演し、自慢のテクニックを披露する若き日のマストゥール

 ゼマラ加入のニュースを伝えたイタリア・メディア『Football Italia』は、次のように皮肉っている。

「2014年に、マストゥールはネイマールと一緒にボールテクニックを競う広告を撮影したが、最終的に彼はチームプレーヤーというよりもフリースタイルのアーティストであることが証明された」

 また、『transfermarkt』のSNSには、「誰だっけ?」「まだ24歳なのか?」「無駄になった才能」「なんという没落」「ミランからモロッコ2部か…」「市場価値がたった5万ユーロ?」「メディアが彼に夢中だったとき、次のロナウドだと言っていたのを覚えている」といった声があがっている。

24歳の彼が、再び表舞台でプレーすることはあるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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