【J1採点&寸評】柏3-1神戸|リーグ戦デビューのGK松本はビッグセーブで勝利に貢献。システム変更のロティーナ采配は裏目に

2022年06月19日 鈴木潤

柏――負傷明けの武藤が待望の移籍初得点

【警告】柏=椎橋(18分)、川口(71分) 神戸=菊池(42分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】松本健太(柏)

[J1第17節]柏3-1神戸/6月18日/三協フロンテア柏スタジアム

【柏|採点】
スタメン)
GK
松本健太 7【MAN OF THE MATCH】
DF
大南拓磨 5.5(63分OUT)
高橋祐治 6
上島拓巳 6.5
古賀太陽 6
三丸 拡 6
MF
マテウス・サヴィオ 6・5(77分OUT)
椎橋慧也 6.5
戸嶋祥郎 6.5
FW
小屋松知哉 6(80分OUT)
森 海渡 5.5(63分OUT)

途中出場)
MF
川口尚紀 6(63分IN)
FW
武藤雄樹 6.5(63分IN)
MF
ドッジ  ―(77分IN)
MF
三原雅俊 ―(80分IN)

監督)
ネルシーニョ 6.5
 
【柏|寸評】
 攻勢時の立て続けの得点によって前半で逆転に成功し、後半はコンパクトな陣形を形成して守備をベースに戦いながらセットプレーで加点。したたかに勝ち切った。28分の失点にも崩れる気配はなく、前半終了間際には椎橋の鮮やかなミドルシュートとM・サヴィオのPKで逆転へ持ち込む。

 戸嶋は攻撃面では若干ミスが散見されたものの、それ以上に守備面での貢献度が高く、中盤3人の献身性は高評価できる。U-21日本代表で細谷と佐々木を欠く影響を感じさせず、負傷明けの武藤が65分に点差を広げる待望の移籍初得点で神戸を突き放し、リーグ戦デビューの松本は3度のビッグセーブでチームのピンチを救った。また、汰木を投入した神戸にサイドでのイニシアチブを握られると、川口を入れて綻びを塞いだ指揮官の采配も光った。
 

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