「チュニジアの完璧な復讐」韓国メディアは森保Jの惨敗をどう報じた? 失点に絡んだ吉田を「最悪の姿」と酷評

2022年06月15日 ピッチコミュニケーションズ

「あっけなく崩れた」

日本はチュニジアに0-3の惨敗。試合結果は韓国でも速報された。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日本代表は6月14日、キリンカップサッカー2022の決勝でチュニジア代表と対戦し、0-3で敗れた。そのニュースは試合終了直後から韓国でも速報で伝えられた。

「"拙戦+ミス乱発"日本、チュニジアに0-3衝撃敗」(スポーツメディア『SPOTV NEWS』)
「"枠内シュート0本"日本、ホームでチュニジアに0-3完敗」(総合メディア『news1』)
「"称賛するところがまったくない"日本の衝撃敗に列島民心"大爆発"」(総合ニュースサイト『スターニュース』)
「"何もできなかった"日本、"鋼鉄守備"チュニジアに0-3完敗」(ネットメディア『スポーツ韓国』)
 
 各メディアで多く見られたのは、ミスで失点に絡んだキャプテンの吉田麻也に関する評価だ。特に、総合メディア『イーデイリー』は「吉田は日本サッカー界が輩出した最高のDF。韓国で例えればホン・ミョンボのような存在だ」と自国のレジェンドを引き合いに出しつつ、チュニジア戦の吉田を次のように評した。

「吉田はこれまで、優れたパフォーマンスはもちろん、強靭な精神力で日本サッカー界の尊敬を一身に受けてきた。彼のいない日本代表は想像しがたいほどだったが、チュニジア戦では最悪の姿を見せた。身体能力はもちろん、心理的な部分まで揺れている様子だった。ワールドカップ本大会を控えた日本の悩みは大きくなる見通しだ」

 ほかでは、サッカー専門メディア『Best Eleven』が「0-3の敗北は日本に衝撃を与えた。パラグアイ、ガーナに連続で大勝して勢いに乗っていた日本は、"ワールドカップ出場国"チュニジアの前にあっけなく崩れた。過去の試合の勝利より、チュニジア戦の敗北が鮮明に残ることになった」とし、日本代表を取り巻く雰囲気が「急落した」と伝えた。

 また、「"お祝いどころか恥さらし"日本が夢見たチュニジア戦20周年」と題し、2002年日韓ワールドカップで日本代表が2-0で勝利してから、20年目の節目の対戦となったことに着目したニュースメディア『デイリーアン』は、「日韓ワールドカップ20周年を迎え、ホームで祝宴を繰り広げようとした日本が予想外の恥をかいた」とし、敵地で完勝したチュニジアを絶賛した。

「あいにくにもチュニジアは、日韓ワールドカップで日本が2-0で下した相手だった。ただ、20年ぶりに再会した相手を全力で迎え撃ったのはチュニジアだった。彼らは短いパス交換に没頭した日本を強いプレスで追いやり、完璧な復讐を作り出した」
 

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