「ゲームプランが一気に崩れた」城彰二が鎌田大地の“決定機逸”に苦言。周囲との連係も「上手くいっていなかった」と指摘

2022年06月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「全然入っていけずクリアされてしまった」

34分の絶好機をモノにできなかった鎌田。城氏は「あれは絶対に決めなければならない」と語る。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 元日本代表FWの城彰二氏が6月14日、自身のYouTubeチャンネル『JOチャンネル』に最新コンテンツを投稿。同日に行なわれた日本代表対チュニジア代表を振り返った。試合は後半にチュニジアが得点を重ね、日本が0-3で敗れた。

 日本は前半からいくつかの得点チャンスを作った。その中で最大の決定機が、34分のシーンだ。右サイドから伊東純也がクロスを入れると、ファーサイドで鎌田大地が反応。フリーの状態だったが、シュートはジャストミートできなかった。

 この場面について城氏は、「決めるべき時に決めなかったのは、ゲームプランが一気に崩れた印象がある」と感想を述べる。雨の影響でピッチがスリッピーになっていた点を考慮しつつ、「彼のレベルだとあれは絶対に決めなければならない」とぴしゃり。

 さらに、39分の伊東が上げたクロスに浅野拓磨がゴール前で競り合い、流れてきたボールに対する鎌田の対応も気になったようだ。

「通常であればたぶん、ディフェンスの前に入って、嗅覚というか、ゴールに向かう姿勢がいつもは出るけど、全然入っていけずに、ディフェンダーにクリアされてしまった」

 城氏は、鎌田は所属先のフランクフルトでは「絶対の信頼度と、何をやるのか周りの選手との連係も非常に取れていて、良い活躍ができる」と評する。一方で「日本代表になると、戦術や選手の配置、自分のポジションが少し変わったりとか。そういう部分があるので、なかなか目に見える結果が残っていない」と語り、周囲とのコンビネーションも「ちょっと上手くいっていなかった」と指摘した。
 
 また、3失点した守備陣については、吉田麻也と板倉滉の連係不足に言及。「ちょっとしたミスで失点してしまうという怖さをよくわかったと思う。本大会でなくて良かった」と振り返った。

 今後については、ワールドカップ前に長期合宿ができない点を懸念。従来とは異なるスケジュールで本番を迎えなければならないだけに、「ぜひ早くメンバーを固定して、積み上げていってほしい」と期待を寄せた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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