「取りたい気持ちが強すぎて、相手に読まれることも」森保監督がA代表初得点の久保に言及「メンタル的な強さが出た」

2022年06月11日 サッカーダイジェスト編集部

「ファンやメディアからの期待は大きいので…」

A代表17試合目にして初得点を挙げた久保。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 キリンカップサッカー2022の日本代表対ガーナ代表の一戦が、6月10日にノエビアスタジアム神戸で行なわれ、日本が4-1で快勝を収めた。
 
 29分に久保建英、堂安律の連係で右サイドを崩すと、ボックス内に入っていた右SBの山根視来が左足を振り抜き先制。43分に同点に追いつかれるも、45+1分に三笘薫が勝ち越し弾を挙げると、後半に久保、前田大然がそれぞれA代表初得点をマーク。アフリカの難敵を大差で下し、実力を見せつけた。
 
 試合後、森保一監督がオンライン会見に出席。大きな期待を背負いながら、A代表17試合目にしてようやく決まった久保の初ゴールについて聞かれると「彼も含め、本大会に選ばれるかどうかというプレッシャーの中で戦っていると思いますが、今日のゴールは彼のメンタル的な強さが出た結果だと思います。個の力で打開するべき局面と、チームで連係するべき局面を見極めて、使い分けながらできていたことも良かったです」とコメントした。
 
 さらに90分間を通した久保のパフォーマンスについては「攻撃面では、これまで自分がゴールを取りたい気持ちが強すぎて、相手に読まれてしまうシーンもあった。ただ今日は周りを使いながらプレーできたことで、的を絞らせずにパスやシュートの局面まで持って行けたと思います。守備面では過去、1対1で簡単にやられたり、セカンドボールへの反応が遅れたりした場面もありましたが、今日はボールに食らいついていく姿勢が見えました」と評価した。
 
 また久保自身の成長ぶりに関しては「意識も以前より高くなっているのを感じるので、このまま続けてほしい。ファンやメディアからの期待は大きいので、それに応えるのは簡単ではないですが、期待されていることを誇りに思って、より一層成長してほしいです」と期待を寄せた。
 
 4連戦の6月シリーズも、残すは14日のチュニジア戦のみ。久保はガーナ戦同様、結果で証明してさらにアピールできるか。本領発揮のきっかけを掴んだ「日本の至宝」から目が離せない。
 
構成●サッカーダイジェスト編集部

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