「俺が出ればもっと…」久保建英の日本代表初ゴールは、ブラジル戦の悔しさが生んだ?

2022年06月10日 白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト)

「打った瞬間に入ったかなと思いました」

ガーナ戦でついにA代表初ゴールを挙げた久保。撮影:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日本代表17試合目で待望の初ゴールを挙げたのが、久保建英だ。6月10日のガーナ代表との一戦(キリンカップサッカー準決勝)で73分、三笘薫からのクロスに左足で合わせてゴールネットを揺らした。
 
 試合後、メディア取材に応じた久保は、初ゴールについて「代表ではなぜかああいう場面ではテンパってしまうことが多かったんですが、今回は落ち着いていたし、こぼれてくる予感がしてた。打った瞬間に入ったかなと思いました勝手に」とコメント。ゴールパフォーマンスがやや抑え気味だったことについては、次のように語った。
 
「何をしようか迷ったんですが、そこまでの余裕がなくて、みんなが喜んでくれたのでもういいかなと。まずはパスをくれた三笘選手のところにいきたいと思っていたので、満足はしています」
 
 この日は攻撃のみならず守備でも小さくない貢献を果たし、フル出場した久保。この活躍の裏にあったのは、出番なしに終わったブラジル代表戦(6月6日)の悔しさだったという。
 
「ブラジル戦はめちゃめちゃ辛かったです。なんで出してくれないんだ、俺が出ればもっとやれたのにと思っていました。だけどそれはもう、試合に出ていない僕が言っても負け惜しみなので。練習から自分ができることをやっていこうと、めちゃくちゃ気合いを入れた。だから少し運が味方してくれたかなとも思うし、実際に調子は良かったです」
 
 久保にとってこのガーナ代表との一戦は、カタール・ワールドカップのメンバー入りに向けて、大きなアピールとなったのは間違いない。
 
取材・文●白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト編集部)



【PHOTO】ついにA代表初ゴール!久保建英がピッチを縦横無尽に駆け回り存在感!

【PHOTO】ノエビアスタジアム神戸に駆けつけた日本代表サポーターを特集!

次ページ【動画】自慢の左足で冷静にフィニッシュ!17試合目で生まれた久保のA代表初ゴールをチェック

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事