攻撃では3人目の動きをもっと増やしたい
ブラジル戦で躍動した長友。ヴィニシウス相手でも一歩も引けを取らず。素晴らしいパフォーマンスだったね。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)
キリンチャレンジカップで日本はブラジルと対戦。77分にネイマールにPKを決められて、0-1で負けた。
最少失点に抑えたけど、スコア以上の差はあったと思う。開始早々のパケタのシュートはポストに救われた。あれが決まっていたら、もっと大差がついていたかもしれない。
それでも、失点するまで日本はよく守れていたと思う。ブラジルの攻撃力を前に、押し込まれた部分はあったにせよ、ゴール前を固めて、粘り強くはね返していた。危険なシーンでも身体を張ってシュートをブロック。選手たちも少なからず手応えはあったはずだ。
守勢に回りながらも、日本が攻撃に出ていく場面もあった。ただ、ブラジルのダブルボランチ、フレッジとカゼミーロの切り替えの速さとボール奪取力が強烈だった。日本はビルドアップに苦労して、思うようにアタックを繰り出せなかった。
敵陣のアタッキングサードまでボールを運んだとしても、なかなかフィニッシュまで持ち込めない。ひとつの案としては、3人目の動きをもっと増やすことかな。
たとえば、ペナ近くでキープした伊東が、近くの選手に預けるのではなく、ゴール前の古橋に入れたとする。そのタイミングで、中盤の選手が走り出して、前向きの状態で古橋からダイレクトで受けてエリア内に侵入する。
あれだけ引いていて、前に出ていくのはかなりキツいと思うけど、連動性あるコンビネーションで厚みを出して、ゴール前を崩したい。
最少失点に抑えたけど、スコア以上の差はあったと思う。開始早々のパケタのシュートはポストに救われた。あれが決まっていたら、もっと大差がついていたかもしれない。
それでも、失点するまで日本はよく守れていたと思う。ブラジルの攻撃力を前に、押し込まれた部分はあったにせよ、ゴール前を固めて、粘り強くはね返していた。危険なシーンでも身体を張ってシュートをブロック。選手たちも少なからず手応えはあったはずだ。
守勢に回りながらも、日本が攻撃に出ていく場面もあった。ただ、ブラジルのダブルボランチ、フレッジとカゼミーロの切り替えの速さとボール奪取力が強烈だった。日本はビルドアップに苦労して、思うようにアタックを繰り出せなかった。
敵陣のアタッキングサードまでボールを運んだとしても、なかなかフィニッシュまで持ち込めない。ひとつの案としては、3人目の動きをもっと増やすことかな。
たとえば、ペナ近くでキープした伊東が、近くの選手に預けるのではなく、ゴール前の古橋に入れたとする。そのタイミングで、中盤の選手が走り出して、前向きの状態で古橋からダイレクトで受けてエリア内に侵入する。
あれだけ引いていて、前に出ていくのはかなりキツいと思うけど、連動性あるコンビネーションで厚みを出して、ゴール前を崩したい。
それと、ブラジル戦で目を引いたのが長友だ。代表では左サイドバックを主戦場にしてきた35歳のベテランが、この日は右サイドでプレー。ヴィニシウスと対峙したけど、まったく負けていなかったね。
むしろ、長友のほうが優位に立っていた。インテルでバリバリにやっていた頃を彷彿させるパフォーマンスだったと思う。年齢は関係ないね。さすがに多くの修羅場をくぐり抜けてきただけあって、ビッグマッチでこそ、その実力が証明された。
相手が強ければ強いほど、力を発揮するタイプなんだろうね。改めて、長友は今の森保ジャパンでも頼りになるというか、重要戦力だと思った。
【著者プロフィール】
岩本輝雄(いわもと・てるお)/1972年5月2日、50歳。神奈川県横浜市出身。現役時代はフジタ/平塚、京都、川崎、V川崎、仙台、名古屋でプレー。仙台時代に決めた"40メートルFK弾"は今も語り草に。元日本代表10番。引退後は解説や指導者として活躍。「フットボールトラベラー」の肩書で、欧州CLから地元の高校サッカーまで、ジャンル・カテゴリーを問わずフットボールを観戦&研究する日々を過ごす。
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相手が強ければ強いほど、力を発揮するタイプなんだろうね。改めて、長友は今の森保ジャパンでも頼りになるというか、重要戦力だと思った。
【著者プロフィール】
岩本輝雄(いわもと・てるお)/1972年5月2日、50歳。神奈川県横浜市出身。現役時代はフジタ/平塚、京都、川崎、V川崎、仙台、名古屋でプレー。仙台時代に決めた"40メートルFK弾"は今も語り草に。元日本代表10番。引退後は解説や指導者として活躍。「フットボールトラベラー」の肩書で、欧州CLから地元の高校サッカーまで、ジャンル・カテゴリーを問わずフットボールを観戦&研究する日々を過ごす。
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