【日本0-1ブラジル|採点&寸評】CB吉田&板倉を中心に奮闘も…ブラジルとの差を痛感

2022年06月06日 本田健介(サッカーダイジェスト)

77分まで無失点で抑えるが

【警告】日本=遠藤(41分)、鎌田(54分) ブラジル=ラフィーニャ(35分)、ネイマール(80分)
【退場】日本=なし ブラジル=なし
【MAN OF THE MATCH】カゼミーロ(ブラジル)

[キリンチャレンジカップ]日本 0-1 ブラジル/6月6日/国立競技場

【日本代表・総評】
5.5

 指揮官の宣言通り、4日前のパラグアイ戦から吉田、原口、遠藤を残しつつ先発を大幅に変更。現状の"ガチメンバー"でブラジル戦へ挑んだ。試合の入りは悪くなかったが、徐々に後方からのポゼッションを相手に阻まれるようになり、ピンチの数が増加。守備陣はCBコンビを軸に粘ったが、攻撃面での差を見せつけられ、PKによる失点で敗れ去った。この経験をワールドカップに生かしたい。

【個人採点・寸評】
GK
12 権田修一 6

落ち着いたセービングでゴールを守る。ゴールキックの際にはCBとともにボールを運ぼうとした。ネイマールのPKで失点したが、好守は評価されるべきか。

DF
5 長友佑都 5.5(81分OUT)

通常とは逆の右SBで先発。マッチアップしたヴィニシウスが果敢に仕掛けてこなかったこともあり、しっかり右サイドを守った。そして、果敢にオーバーラップも。もっとも攻撃面の質は高めたかった。

22 吉田麻也 6
パラグアイ戦はコンディションアップへ強度を上げた練習を積んで臨んだ、と話していたが、その甲斐あってか、この日は状態の良さを感じさせた。右ウイングの伊東への好フィードも通し、最終ラインを統率。力強いプレーを示すも結果にはつながらなかった。
 
4 板倉 滉 6
63分にネイマールのシュートに対し、魂のブロックを見せたシーンなど気持ちのこもった守備を披露。もう少し配球で貢献したかったはずだが、よく粘っていた。

20 中山雄太 5.5
右の長友とともに守備面でチームを助けた。ただし彼も攻撃面でプラスアルファをもたらしたかった。

次ページ終盤に積極采配もゴールは遠かった

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事