久保建英には「結果」が必要だ!カタールW杯行きを懸けて、まずはパラグアイ戦へ

2022年06月01日 白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト)

懸念された左足首は心配いらないか。

パラグアイ戦の前日トレーニングに臨んだ久保。撮影:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 6月1日、翌日に控えたパラグアイ代表とのキリンチャレンジカップに向けて、日本代表が札幌ドームで前日練習に臨んだ。
 
 トレーニングでは、久保建英が元気な姿を見せていた。5月30日のキャンプ初日に左足首を負傷して状態が心配された久保だが、31日に続いて、この日も全体トレーニングに参加。冒頭15分間のみのメディア公開だったが、ランニングではしっかり走り、ストレッチ中は隣の長友佑都や原口元気と談笑し、ボール回しでも鋭い動きを見せていた。
 
 2019年6月に史上2番目の早さである弱冠18歳5日で日本代表デビューを飾った久保だが、ここまでのAマッチ15試合ではゴールもアシストもゼロ。明確な結果を残せずにいる。
 
 パラグアイ代表のギジェルモ・バロスケロット監督がこの日の記者会見で、「日本代表は他の選手も非常に優秀ですが、やはり久保と南野の2人は、国際的にも非常に大きな衝撃を与えている選手」と語った通り、知名度こそ高いものの、カタール・ワールドカップのメンバー入りへ、現状では当落線上の立ち位置だ。
 
 日本代表の森保一監督はトレーニング前の会見で、「できるだけ多くの選手を起用したい。最初の2試合で言えば、ブラジル戦(6月6日)はアジア最終予選のメンバーをベースにしたいと思っている。パラグアイ戦は試せるところは試したい」とコメントしている。
 
 合計4試合を戦う6月シリーズは、大迫勇也がコンディションの問題で招集外となっており、森保監督のコメント通りならパラグアイ戦は同じく主力の伊東純也や南野拓実が温存される可能性もある。しかし、アタッカーでは他にも浅野拓磨、古橋亨梧、鎌田大地、三笘薫、前田大然、堂安律、上田綺世などが招集されている。
 
 はたして久保は、この激しい競争を勝ち抜いてピッチに立ち、存在をアピールできるか。日本の至宝がワールドカップ行きの切符を掴むには、パラグアイ戦を含めた6月シリーズでゴールやアシストなど明確な「結果」が必要だ。
 
取材・文●白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト編集部)

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