「勝ってから話せ」アンリが復讐失敗のサラーに辛辣意見! 好守連発のクルトワは絶賛「世界最高の1人。エデルソンより上」

2022年05月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「決勝の前に話すなら、勝たなければならない」

雪辱に燃えていたサラーだが、再びマドリー相手に悔し涙をのんだ。(C)Getty Images

 アーセナルなどで活躍した元フランス代表FWティエリ・アンリ氏が、復讐に失敗したモハメド・サラー(リバプール)に苦言を呈した。

 2017-18シーズン、リバプールはチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝でレアル・マドリーと対戦。しかし、30分過ぎにサラーは相手DFセルヒオ・ラモス(現パリ・サンジェルマン)に右腕を巻き込まれて肩を負傷。途中交代を余儀なくされ、チームも1-3で敗れた。
【動画&画像】S・ラモスに身体を巻き込まれて負傷し、涙を流すサラー

 それから4年。マドリーが準決勝でマンチェスター・シティを破り、因縁の舞台での再戦が決まると、サラーはすぐさまインスタグラムで「僕らは晴らすべき恨みがある」とコメント。その後のインタビューでも「前回のチャンピオンズ・リーグ決勝のレアル・マドリー戦は昨日のことのように覚えている」と明かしていた。

 だが、現地時間5月28日にフランスで開催されたファイナルで、リバプールは再三チャンスを作るも、最後まで相手GKティボー・クルトワの牙城を崩せず。0-1で敗れ、再び悔し涙をのんだ。
【画像】何とも言えない表情でビッグイヤーの前を横切るサラー

 英メディア『SPORT BIBLE』によれば、44歳のレジェンドは返り討ちに遭ったエジプト代表FWに対し、以下のような手厳しい意見を寄せている。
 
「私はいつも、決勝の前には口を開くなと言っている。レアル・マドリーに勝ってから、『リベンジだったんだ』とか、そういう話をすべきだ。決勝の前に話すなら、勝たなければならない」

 一方で、少ないチャンスを確実に仕留めたマドリーと、マン・オブ・ザ・マッチに輝いたベルギー代表守護神には高評価を下している。

「何度も言っているように、ボールをゴールに入れることが重要なんだ。マドリーは1つの枠内シュートで得点した。リバプールには(チャンスが)たくさんあったが、クルトワに阻まれた。彼は世界最高のキーパーの1人で、エデルソン(マンチェスター・シティ)よりも優れているね。今夜もそれを見せてくれた」

 タイムアップの笛を聞くと、呆然として空を見上げたサラー。声高に復讐を宣言するほどの気合の入れようだっただけに、悔しさは桁違いだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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