リバプールのユルゲン・クロップ監督が、現地時間５月10日に行なわれるアストン・ビラ戦（延期分のプレミアリーグ第33節）の前日会見の場で、ライバルクラブの指揮官の自虐に反応した。現地メディア『talkSPORT』などが伝えている。

　現在リーグ首位のマンチェスター・シティは、前人未到の４冠を目指す２位のリバプールとデッドヒートを展開。先週末に開催された第36節では、リバプールはトッテナムとドローに終わった一方、シティはニューカッスルに大勝し、勝点差を３に広げた。

　その試合後、グアルディオラ監督は、全国民がリバプールの４冠を願っているようだと、皮肉交じりにコメントしていた。

「この国の誰もがリバプールを応援している。メディアも含めてだ。彼らにはヨーロッパの大会において素晴らしい歴史があるからね。30年間で優勝が１度のプレミアリーグではダメだが、全く問題ない」

　この発言を聞いたクロップ監督は、思わず爆笑。以下のように"応戦"している。
【動画】ペップの自虐＆皮肉コメントを聞き、思わずクロップは…

「私はリバプールに住んでいる。ここでは多くの人がリーグ優勝を望んでいる、それは事実だ。でもここでも（応援してくれている人は）おそらく50％しかいないだろう！他の人たちは少なくとも昨日までは別の戦いに熱中している」

　ドイツ人指揮官は、さらにこう続けている。

「国中が我々を応援してくれているかは分からない。もしかしたら、彼の方が僕より知っているかもしれないね」

　両軍ともに残るは３試合。シティがこのまま逃げ切るのか、リバプールが土壇場で逆転するのか。ハイレベルな覇権争いを制すのは、いったいどちらか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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