どうしたミュラー…名手がドフリーでまさかのミス。敗因のひとつにナーゲルスマン監督も苦言「あれは決めないと」

2022年04月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「こんなチャンスはそう多くない」

大チャンスで痛恨のシュートミスを犯したミュラー。(C)Getty Images

 現地時間4月12日に開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝の第2レグで、バイエルン・ミュンヘンはビジャレアルとホームで対戦し、1―1のドロー。第1レグを0―1で落としていため、2戦合計1―2で競り負け、2年ぶり7度目の欧州制覇への道は絶たれた。

 勝負を分けたとも言える、痛恨のミスが起きたのは71分だった。後半に入ってロベルト・レバンドフスキが"同点弾"を奪い、俄然勢い付くなか、レロイ・ザネがカットインからピンポイントクロスを供給。これにトーマス・ミュラーはフリーで反応し、ついに形勢逆転かと思われた。

 しかし、フリーのあまり硬くなったか、32歳のドイツ代表FWはヘッドで合わせるも、シュートはまさかの枠の外へ。勝ち越しの千載一遇のチャンスを逃してしまったのだ。
【画像】しまった!ヘディングシュートを放った直後&ミスを確信するミュラー
 英紙『Daily Mail』によれば、ユリアン・ナーゲルスマン監督は試合後、「トーマスは、あれは決めないと。こんなチャンスはそう多くない」と苦言を呈した。

 そのうえで敗戦については「ファーストレグが鍵だった。あそこではデュエルに敗れ、我々は良いプレーができなかった」と語り、前回と今回の戦いぶりの差を嘆いている。

「今日は戦術的にとても上手くいった。激しさという点では、ここ数か月で最高の試合だった。もっとゴールを決めなければならないが、全体的にはよくやった。カウンタープレスも良かったし、走っている時の激しさもあった」

 ドイツ代表やバイエルンで、これまで幾度となく大舞台を経験し、そのたびに勝負強さを発揮してきたミュラーだが、名手らしからぬ決定機逸だった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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