吉田麻也の決定機逸シーンを“サルの絵文字”付きで投稿したAFCに批判「猿の意味を教えて」「サウジ戦のマヤに対する人種差別的行為を忘れたのか」

2022年03月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

10月の対戦でサウジファンのジェスチャーに激怒

吉田のシュートミスを切り取った動画が物議を醸している。写真:田中研治(サッカーダイジェスト/JMPA代表撮影)

 アジア・サッカー連盟(AFC)の投稿が物議を醸している。

 AFCの公式インスタグラムが3月30日に公開したのが、前日に埼玉スタジアム2002で行なわれたカタール・ワールドカップのアジア最終予選、日本対ベトナムのワンシーンだ。

 54分にDF吉田麻也の一撃で同点に追いついて迎えた78分、そのキャプテンにビッグチャンスが訪れる。右サイドから守田英正が送り込んだクロスに谷口彰悟がヘッド。敵GKが防ぎポストに当たったボールがゴール前にこぼれるが、左足で放った吉田のシュートはわずかにゴール右へ外れてしまった。

【動画】サルの絵文字とともにAFC公式が投稿した吉田麻也の決定機逸シーン

 AFCは、この決定機逸シーンの動画を「吉田麻也のファンは目を逸らして!」という一文にサルが目を隠している"見ざる"の絵文字を添えて投稿した。

 この投稿には、「なんてことだ!」「奇妙な瞬間」「これは笑える」「最も難しい方法でシュートしてしまった」「右足のほうが良かった」といったコメントとともに、「猿の絵文字の意味を教えて。差別じゃないんですかね?」「なぜサルと一緒に投稿したのか?AFCは、サウジアラビア対日本でのマヤに対する人種差別的な行為を忘れているようだ」といった批判の声も寄せられた。

 コメントにもあったように、0-1で敗れた昨年10月のサウジアラビア戦の試合後、インタビューを受ける準備をしていた吉田が、サウジアラビアのファンから人種差別的なジェスチャーされ、激怒するという一幕があった。

 そうした経緯もあり、わざわざサルの絵文字を使用してミスをしたシーンを取り上げたAFCに疑問の声があがっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】サウジファンの差別的ジェスチャーに激昂し、客席に詰め寄る吉田麻也

【画像】サウジ国民も怒り!「#サウジアラビアのファンは日本に謝罪します」のハッシュタグが付いた実際の投稿

【PHOTO】日本代表を応援する「美女サポーター」を厳選!

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