「ここの居心地が良いというのなら…」バルサがデンベレに対して閉め切っていた扉を開く?

2022年03月26日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

当の本人は一向に態度を明らかにせず

直近のラ・リーガ5試合で1ゴール・7アシスト。好調デンベレは来シーズンもバルサに残るのか。(C)Getty Images

 ここのところの輝かしい活躍によって、今シーズン終了後のバルセロナ退団で一旦の決着を見たと思われていたウスマンヌ・デンベレの周辺が、ふたたび騒がしくなってきた。

 先日、バルサのスポーツ部門副会長であるラファ・ジュステが、「ここの居心地が良いというのなら、代理人とふたたび話し合う用意はある。ひょっとすると、契約延長の可能性が出てくるかもしれない」と発言。現地紙『スポルト』は、このクラブ側のラブコールに対するデンベレ代理人の「電話をくれるなら、すぐに馳せ参じるよ」という言葉を伝えている。
 
 そんな中、かねてからデンベレ批判の急先鋒的な存在だったクラブOBのフリスト・ストイチコフは、「私が強化担当者なら契約を延長しない。そもそも契約延長を望むのなら、まずは自分の言葉で残留希望を表明すべきだ。彼はクラブの歴史を知らない。絶好調なのは認めるが、所詮2、3試合で良いプレーをした程度だ」とあくまで否定的な見解を示している。

 デンベレの去就問題は、当の本人が一向に態度を明らかにしないため、余計に周囲がやきもきさせられる結果となっている。

『アス』紙はそんな彼を、「ビーチに向かう予定が、ターミナルでスキー場行きのバスに乗り間違えて、そのまま到着したにもかかわらず、その様子を車窓から眺めるだけでプランを変更しようとしない人物」と例えている。

 バルサはデンベレ側からアプローチがない限り、交渉を再開する考えはない。ラファエル・ジュステが閉め切っていた扉を少し開いたとはいえ、いまも契約延長の可能性は低いままだ。 

 しかしプレー同様に、何をしでかすか分からないのがデンベレでもある。思考が読めない男の去就問題は、いまなお燻り続けている。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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