【J1採点&寸評】名古屋1-1柏|ビッグセーブ連発のランゲラックをMOMに! 柏は軒並み及第点以上

2022年03月21日 今井雄一朗

名古屋――勝点獲得は守護神のおかげ

【警告】名古屋=チアゴ(27分)、森下(55分) 柏=ドッジ(31分)、M・サヴィオ(79分)、戸嶋(90+4分)
【退場】名古屋=なし 柏=なし
【MAN OF THE MATCH】ランゲラック(名古屋)

[J1リーグ5節] 名古屋1-1柏/3月20日(日)/豊田スタジアム

【チーム採点・寸評】
名古屋 6
試合ごとに成長を感じさせる一方で、良いパフォーマンスを持続できないチームの練度が課題。前半の内容は素晴らしかっただけに、いかにして90分間もたせるかが今後に問われる。

【名古屋|採点・寸評】 
GK
MAN OF THE MATCH
1 ランゲラック 7
立ち上がりの失点はしてやられたが、後半に入ってのビッグセーブ連発はこの試合の結果に最も影響した要素。柏の強烈な攻撃にことごとく立ちはだかる守護神のおかげで、名古屋は勝点1を手に入れた。

DF
6 宮原和也 6.5
持ち前の守備能力だけでなく、この日は攻撃参加でも魅せた。ハーフスペースで巧みなポジショニングをとり、同点ゴールの起点となるクサビのパス以外にも好プレーは多かった。彼の可能性がまた増えたようなパフォーマンスだった。

2 チアゴ 5.5(67分OUT)
左膝を8針縫う裂傷から10日ほどで復帰という驚異の回復力。高さ、強さを活かした守備は良かったが、持ち場を離れてしまうことも多く、失点の場面も中谷のカバーを責めるのは酷。改善すべき点はまだ多い。

4 中谷進之介 6
チアゴの持ち味を引き出しつつ、かなり広いエリアをカバーする懐の深さを見せた。フィードの調子も良く、いくつかの球種を使い分けながら逆サイドへの展開力でもチームの攻撃を支えた。

17 森下龍矢 6
吉田豊の欠場を受け、左サイドバックでフル出場。右の宮原同様に、ひとつ中央寄りのレーンでのプレーで攻撃に幅を生み、上下動の多さでも攻守に厚みを出した。
 
MF
14 仙頭啓矢 6(61分OUT)
前半の決定機は決めたかったところだが、後方支援の多い試合で、トップ下として安定感。ボランチの位置に落ちてのボールさばきも、前線でのハードワークがあるからこそチームのアクセントになった。

16 レオ・シルバ 6.5
中盤のボール際で激しさを出しつつ、ゲームメイクもしっかりこなした。身体のキレは増してきており、インテンシティも上がってきた印象。パスの威力も上がってきた。

15 稲垣 祥 6
仙頭とL・シルバの間を取り持ち、サイド攻撃を下支えし続ける黒子の働き。前線へ送るパスにも多くのトライが見られ、ボランチというよりもセントラルMFとしての質が感じられた。
 

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