【サニックス杯】決勝は広島ユースvs鳥栖U-18! 選手権王者が粘り強い戦いぶりで柏U-18との3位決定戦へ

2022年03月19日 松尾祐希

広島が2連覇を達成するか

青森山田と長崎総科大附が対戦。PK戦の末に青森山田に軍配が上がった。写真:松尾祐希

 3月19日、サニックス杯ユースサッカー大会が福岡県のグローバルアリーナの3日目が行なわれた。前日に体調不良が出たグループAの名古屋グランパスU-18が出場を辞退。その影響で19日は2試合が中止となり、名古屋の結果を除外した成績で順位を決定することになった。

 グループAはサンフレッチェ広島ユースが4戦全勝で予選1位を決めた。第4試合で長崎総科大附と対戦すると、立ち上がりに猛攻を仕掛けて2点を奪取。このリードを最後まで守り切り、勝利を手にした。広島が圧倒的な強さを見せた一方で2位争いは大根戦に。2日目終了時点で全チームに突破の可能性が残るなか、勝負強さを見せたのが青森山田だ。第2試合で2連勝中だった長崎総科大附に対し、悪天候の影響で思うようにゲームを進められなかったものの、0−0で迎えたPK戦を制して今大会2勝目をゲット。これで勢いに乗った青森山田は第4試合で東海大福岡を1−0で下し、2位で最終日の3位決定戦行きを決めた。

 グループBではサガン鳥栖U-18が通算4勝1敗として、明日の決勝に進むことが確定した。第1試合で東福岡と対戦すると、序盤から効率よく得点を重ねて相手を圧倒。新高1のFW山﨑遥稀にも得点が生まれるなど、終わってみれば4−0の快勝となった。午後の第3試合で柏レイソルU-18に1−2で敗れたものの、首位でグループステージを終えた。その鳥栖に勝利した柏U-18は午前中の第1試合で米子北に4−0で快勝するなど、通算3勝1分1敗として2位で19日の3位決定戦進出を決めている。

 最終日となる20日は順位決定戦が行われる予定だ。決勝では前回王者の広島ユースとJデビュー組3名を擁する鳥栖U-18が対戦し、3位決定戦では柏U-18vs青森山田の一戦が行なわれる。今大会は無観客での開催となっているが、試合はオンラインによるライブ配信で観戦することができる。

【グループA・試合結果】
青森山田 0(4PK3)0 長崎総科大附
大津 2ー0 東海大福岡
サンフレッチェ広島ユース 2ー0 長崎総科大附
青森山田 1ー0 東海大福岡
名古屋グランパスU-18 中止 大津
名古屋グランパスU-18 中止 サンフレッチェ広島ユース

【グループA順位表】
1位 サンフレッチェ広島ユース
2位 青森山田
3位 長崎総科大附
4位 大津
5位 東海大福岡

【グループB・試合結果】
サガン鳥栖U-18 4−0 東福岡
前橋育英 3−0 神村学園
米子北 0−2 神村学園
前橋育英     3−1 東福岡
柏レイソルU-18 2−1 サガン鳥栖U-18
柏レイソルU-18 4ー0 米子北

【グループB順位表】
1位 サガン鳥栖U-18
2位 柏レイソルU-18
3位 前橋育英
4位 米子北
5位 神村学園
6位 東福岡

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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