【東アジアカップ】韓国戦から一夜明けて――倉田「クオリティを全部出せなかったのが悔しい」

2015年08月06日 サッカーダイジェスト編集部

「自分が受ける回数をもっと増やしていきたい」(倉田)

ボールを落ち着かせることを意識していたという倉田。次の中国戦に向けては、「最後しっかり勝って、良い形で終わりたい」。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 引き分けに終わり連覇の可能性が消滅した韓国戦。一夜明けた8月6日の練習を終えた2選手のコメントをお届けする。
 
【東アジアカップ PHOTO】日本 1-1 韓国
 
倉田 秋(G大阪/MF)
 
――昨日の試合を受けて、できた面とできなかった面は?
 
「得点が取れなかったんで、それ以外言うことはないですね。良くなかったと言うしかないと思います」
 
――G大阪で見せるようなプレーを自然体でできていたように見えましたが?
 
「ゲームに入っちゃえば、そんな緊張もなく、いつもどおりのモチベーションでできてたと思います。それは良かったんですけど、守備だけじゃなくて、(興梠)慎三君が少し孤立しちゃった部分があったので、そこのサポートをしたかったというか、運動量を上げたかったです」
 
――前との距離を近づけられなかった理由は、やはり相手に押し込まれたから? 
 
「そうですね。相手のボランチが自由にボールを持てて、そこから危険なパスを出せる状況やったんで、どうしてもサイドで下がらざるを得なかった。もうちょっと前からどんどん相手に圧力をかけていきたかった」
 
――チャン・ヒョンス選手もチョン・ウヨン選手もJリーグでプレーしている選手で、特徴も分かっていたと思いますが、予想以上にボールを保持された?
 
「そうですね。(ボールを)回すのが上手いし、相手のFWに入った時のフィジカルを活かしたキープもすごく上手かった。ホンマに良いチームだったんですけど、でもそれでもこっちはそれ以上のクオリティをみんな持っていると思うので、それを全部出せなかったのが悔しい」
 
――もう少し支配できたという印象ですか?
 
「支配できるし、落ち着いてもっと自信を持って回せば、相手は球際に来るだけやったんで、そこをひとつかわせば全然こっちの方が良い状況で持てたはず。みんな自信を持って、次の中国はできればいいと思います」
 
――初戦で負けてしまったことでメンタル的に影響したのでしょうか?
 
「まあそうですね。それも多少どっかにあるかもしれないですけど、でも次はホンマに勝たなければいけない。全部そうなんですけど、最後しっかり勝って、良い形で終わりたいんで、リスクを負ってでも俺は前から行きたいと思ってます」
 
――倉田選手が入って、中盤で落ち着く時間が増えて、最初の試合より良くなった印象ですが、その点は心がけていたのでしょうか?
 
「ベンチから1試合目を見ていて、前に行くことはいいんですけど、落ち着く場所というか、行けなかった時の次の選択肢を作るとかあまりできていなかったと思うので、自分が出たら絶対にやろう、と。それはある程度、ボールが入ればできたと思うんですけど、でもボールに触る回数が思ったより少なかったんで、リズムを作る回数だったり、自分が受ける回数をもっと増やしていきたいですね」

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