「完全に対応を間違った」ユーベ戦で痛恨OGの吉田麻也に伊紙がワースト評価「かなり不格好なオウンゴール」

2022年03月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「PKの場面では彼にも責任があった」

23分に先制点となるOGを献上した吉田。(C)Getty Images

 復帰してからの3試合、サンプドリアの吉田麻也は苦しい戦いを強いられている。3月12日のセリエA第29節、サンプドリアはホームでユベントスに1-3と敗れた。

 サンプドリアは23分、ファン・クアドラードのクロスを阻もうとした吉田のオウンゴールで先制を許すと、34分にもアルバロ・モラタのPKで失点。逆にアントニオ・カンドレーバのPKがヴォイチェフ・シュチェスニーに阻まれると、アブデルハミド・サビリのFKで1点を返したが、終盤に再びモラタのゴールで突き放された。

 太ももの負傷で1か月超の戦列離脱を余儀なくされた吉田は、2月末のアタランタ戦で後半から出場して復帰を果たしたが、チームは0-4と大敗。続くウディネーゼ戦では、ロングフィードでアシストを記録したものの、1-2でやはり黒星を喫している。

 3連敗のサンプドリアは、降格圏の18位ヴェネツィアと暫定で4ポイント差。だが、ヴェネツィアは14日のラツィオ戦を含め、サンプドリアより消化が2試合少ない。

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 強敵相手に前半途中のオウンゴールで先制を許したかたちとあり、イタリア・メディアの吉田に対する評価は厳しい。イタリア衛星放送『Sky Sport』は5点、『Sport Mediaset』は5.5点という採点だ。

 やはり5点だった『Gazzetta dello Sport』紙は、吉田をワースト評価とした。

「やや狂気のオウンゴールが全体的なパフォーマンスを左右した。クアドラードのクロスに苦しみ、滑ったのが致命的となった。その後はモラタを阻んだが、PKの場面では彼にも責任があった。まだトップに戻っていない」

『calciomercato.com』は「かなり不格好なオウンゴールとなってしまった。90分を通じて少し良くなかった」と、さらに厳しい4.5点。『TUTTOmercatoWEB』も同じく4.5点をつけている。

「クアドラードのクロスに対しては完全に対応のタイミングを間違い、(GKヴラディミーロ・)ファルコーネを破ることになってしまった。ユベントス攻撃陣の力に継続的に苦しんだ。日本人DFにとって簡単ではない夜だった」

 一方、サンプドリア専門サイト『SAMPNEWS24』は、5点をつけながら「ディフレクションで失点となった場面で不運だった。ゴールに向かう軌道からボールを外そうとしたが、ゴールに入れることになってしまった」と、情状酌量の余地があるとみているようだ。

 いずれにしても、ここ10試合で2勝しか挙げておらず、逆に8敗しているサンプドリアは、苦しい状況にある。次節は20日、残留を争うヴェネツィアとの直接対決だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「やや狂気」「滑ったのが致命的」吉田麻也の痛恨オウンゴール

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