現地時間３月６日に行なわれたラ・リーガ第27節で、久保建英が所属する16位のマジョルカ（勝点26）は、10位のセルタ（同32）と敵地で対戦。３度のビハインドを追いつく粘りを見せたものの、後半アディショナルタイムに痛恨のPKを献上し、３‐４で敗れている。

　４‐４‐２の２トップの一角に入った久保は１-２で迎えた49分、自ら得たFKで正確なボールを送り込むと、CBアントニオ・ライ―ジョがヘッド。これが敵DFジョセフ・エイドゥに当たってゴールに吸い込まれ、同点弾となる。記録はオウンゴールとなり、アシストはつかなかったものの、得点に絡んだ。

　だが、61分に三たび勝ち越されると、マジョルカは67分に２枚替えを行ない、久保はイ・ガンインと交代となった。

　この久保と韓国代表MFの交代はもはや定番化しており、ルイス・ガルシア監督（この試合はベンチ入り禁止）らコーチ陣は、技術的の高い２人をほとんど同時起用しようとしない。

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　指揮官は以前、日韓コンビを同時に先発させると守備に綻びが出るとコメントしていたが、リードを許している展開であれば、話は別だろう。

　この交代は、現地のサポーターも疑問に思っているようだ。スペイン人MFのダニ・ロドリゲスの交代が遅いこともあり、次のような不満の声があがっている。

「クボはいつだってベストプレーヤー。外すな」
「なぜタケとイ・ガンインを一緒にプレーさせない。理解不能だ」
「なぜダニを残す？」
「ダニは最近、貢献度が低いじゃないか」
「ダニはいつも残される」
「ルイス・ガルシア監督には感謝しているが、もう去らなければ」
「監督解任だ」

　４連敗でお尻に火がついているマジョルカ。逆風が強くなってきた指揮官の采配が注目される。
　
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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