辛口のOBは古巣の戦いに失望したようだ。

　現地時間３月６日に開催されたプレミアリーグ28節で、首位のマンチェスター・シティと４位のマンチェスター・ユナイテッドによる注目のダービー・マッチが行なわれた。

　試合は、開始５分にケビン・デ・ブルイネのゴールでシティが幸先よく先制すると、ユナイテッドに一度は同点に追い付かれたものの、その失点からわずか６分後にデ・ブルイネのこの日２ゴール目で勝ち越し。２－１で前半を折り返す。

　後半になってさらに攻勢を強めたホームチームは、68分と91分にリャド・マハレズが加点し、最終的に４ー１と快勝。ユナイテッドに対してシーズンダブルを達成した。

　試合後、ユナイテッドのOBであり、『スカイスポーツ』の解説を務めたガリー・ネビルは次のように語っている。

「私は、今シーズンのユナイテッドのチームスピリットや一体感のなさを、これまで散々批判してきた。このような相手の前では、そういった部分が顕著に結果に現われてしまうものだ」
 

　古巣への批判は止まらない。
「前半はよくやっていた部分もあったよ。ただ、後半はシティのパフォーマンスが良くなったこともあり、ユナイテッドにとって恥ずべきものとなってしまった。最後の25分は本当に酷かったね」

「4000人のユナイテッド・ファンも試合終了時には1000人くらいしか残っていなかったんじゃないかな。リバプールやシティはたしかに格上だと認めざるを得ない。では、ユナイテッドはいつ優勝することができるんだろうか。ルイス・ファン・ハールの時代も内容は散々だったけど、少なくともこの日のように選手たちが試合を諦めるようなことはなかった」

　選手の不甲斐ない戦いぶりに、ネビルはそう苦言を呈した。

　はたして残り10試合となったリーグ戦でユナイテッドはOBたちを見返すようなパフォーマンスを見せることはできるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部