「言うことを聞いてくれなかった」シャビ監督、デンベレへの大ブーイングにチクリ。ピケは「試合後にやってくれ」

2022年02月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「でも最後には拍手に変わった」

2022年、カンプ・ノウで初めてピッチに立ったデンべレ。しばらくはボールに触るたびにブーイングが浴びせられていたが…。(C)Getty Images

 バルセロナのシャビ監督が、契約問題で揺れるウスマンヌ・デンベレへのリアクションに苦言を呈した。英紙『Daily Mail』が伝えている。

 チャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ突破を逃し、18年ぶりにヨーロッパリーグ参戦を余儀なくされたバルセロナは17日、その決勝トーナメント・プレーオフ(第1レグ)でナポリとホームで対戦。29分に先制を許すも、59分にフェラン・トーレスのPKで追いつき、1―1のドローに終わった。

 今夏までとなっている契約の、減俸での延長を拒否し、フリーでの移籍が確実となっているデンベレは、この一戦で65分から途中投入。本拠地カンプ・ノウでは2022年初出場となったが、予想されていた通り、ボールを触るたびにサポーターからブーイングが浴びせられた。

 以前、サポーターへ配慮を呼び掛けていたシャビ監督は、「観客は私の言うことを聞いてくれなかったよ」とチクリ。しかし、異常な状況に動じず、24歳のフランス代表FWが切れのあるプレーを見せたため、「でも最後には拍手に変わった。もう終わったことだ。ブーイングが拍手に変わったというニュースだ」と付け加えている。
【動画】デンベレが2022年カンプ・ノウで初出場。その瞬間、場内は…
 また、スペイン紙『AS』によれば、チームメイトのジェラール・ピケもブーイングに言及。「抗議するのは自由だが、プレーしている最中に、ブーイングを浴びせられるのはチームのためにならない」と苦言を呈している。

「僕らはこれまで以上にファンが不可欠なんだ。抗議は試合後にやってくれ。動揺しているのは理解できる。だけど、ブーイングがあると気が散ってしまうし、自分たちに有利にならないのが痛いところだ」

 CLで屈辱を味わっただけでなく、国内リーグでも現在、首位を走る宿敵レアル・マドリーとは15ポイント差の4位と、大きく後れを取っているバルサ。苦しい状況だけに、100パーセントのサポートが必要なのだが……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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