【岩本輝雄のJ1順位予想】川崎の3連覇阻止の最有力候補は鹿島。FC東京はパスサッカーがハマれば…

2022年02月15日 岩本輝雄

ヴァイラー新監督がどんなサッカーを見せるか

川崎の3連覇を阻止するのは鹿島と予想。左からアルベル監督(FC東京)、鈴木(鹿島)、谷口(川崎)。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)、徳原隆元

 2月18日に行なわれる川崎対FC東京の"多摩川クラシコ"を皮切りに、いよいよJ1リーグの新シーズンが幕を開ける。コロナ禍の影響はまだ残るが、少しずつ"日常"を取り戻しつつあるなか、ワールドカップイヤーとなる2022年シーズンを制するのはいったいどのチームか。元日本代表10番で、現在はカテゴリーを問わずサッカーを見まくっている岩本輝雄氏に今季の順位を予想してもらった。

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●岩本輝雄(元平塚ほか)
 旗手怜央ら主力が抜けた川崎の連覇を止めるチームが現われるのではないか。最有力候補は鹿島だろう。手堅い戦いが得意な鹿島は、鳥栖から樋口雄太らを獲得するなど、陣容のバランスが良い。何より鈴木優磨の復帰は大きく、接戦で点を取れるFWがいれば優勝に近づくだろう。レネ・ヴァイラー新監督がどんなサッカーを見せるかも楽しみ。

 注目はFC東京。アルベル新監督は戦術浸透に時間を要しそうだが、パスサッカーがハマれば、シーズン途中からでもグッと浮上するか。

 一方、多くの主力が退団し、ハードワークを浸透させた金明輝前監督も退任した鳥栖は苦しむか。昨季に躍進した福岡は、対策を練られて接戦を落とす試合が増えそう。柏は志向するサッカーを変えないと厳しい戦いが続くだろう。
 
●順位予想
1 鹿島
2 神戸
3 川崎
―▲ACL出場圏内―
4 浦和
5 横浜
6 札幌
7 FC東京
8 京都
9 磐田
10 湘南
11 名古屋
12 広島
13 C大阪
14 G大阪
15 清水
―▼J1参入プレーオフ圏内―
16 福岡
―▼J2自動降格圏内―
17 鳥栖
18 柏

構成●サッカーダイジェスト編集部

※サッカーダイジェスト 2.24/3.10合併号から転載。一部加筆修正あり。

【画像】2022 J1リーグ各チームの開幕予想布陣!
 
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