【ちばぎんカップ】“新エース”ドウグラスが決勝弾!!千葉は終盤のチャンスを生かせず…柏が1-0で勝利

2022年02月11日 本田健介(サッカーダイジェスト)

柏は前半のワンチャンスを生かす

決勝弾を決めた柏のドウグラス。GKとの1対1を冷静に制した。写真:田中研治

 2月11日、フクダ電子アリーナで、J2のジェフユナイテッド千葉とJ1の柏レイソルが対戦する、26回目となるちばぎんカップが開催された。

 千葉県のライバルチームがリーグ開幕を前に相対する恒例の一戦は、今年は千葉のホームスタジアムであるフクアリが会場となった。

 ユン・ジョンファン体制3年目で悲願のJ1復帰を目指す千葉は3-4-2-1。GKは新井章太、3バックは右から新井一耀、チャン・ミンギュ、鈴木大輔、ボランチは田口泰士、小林祐介、ウイングバックは右に福満隆貴、左に秋山陽介、シャドーに風間宏矢、見木友哉、CFに櫻川ソロモンが入った。

 一方、ネルシーニョ監督が率いる柏は守備時は5-4-1、攻撃時は4-4-2になるような流動的な形。GKは佐々木雅士が務め、守備時は最終ラインは右から中村慶太、大南拓磨、エメルソン・サントス、古賀太陽、三丸拡、ボランチに椎橋慧也、戸嶋祥郎、2列目にマテウス・サヴィオ、ドウグラス、CFに細谷真大が並んだ。

 序盤は最終ラインからのビルドアップでチャンスを作ろうとする千葉に対し、柏は球際の激しい守備でボールを回収し素早い攻撃につなげようと試みる。

 千葉がボールを持つ展開で推移したが、先制点を奪ったのは柏だった。後方からのボールに反応したドウグラスがエリア右に抜け出すと、GKとの1対1を冷静に制してネットを揺らした。

 ワンチャンスをモノにした柏に対し、千葉はセットプレーから田口のプレースキックを生かそうとしたが、ゴールにはつなげられず、柏の1点リードで前半を折り返した。
 
 後半もゴールを目指す千葉に対し、柏はドウグラスらを生かしてカウンターを狙う。それでもスコアは動かずに1-0のままゲームは進む。

 終盤に千葉はサウダーニャ、新戦力の高木俊幸らを投入して反撃を試みるも奏功せず。後半アディショナルタイムには末吉塁の左からのクロスを逆サイドで高木がヘッド。ポストに弾かれたボールを再び高木が足で狙うも再びポストに当たり同点には追いつけない。

 そして1-0のまま試合は終了。シーズン開幕に向けて勝利を挙げたのは柏だった。なお大会MIPには千葉の風間、大会MVPには柏の細谷が選ばれた。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

【ちばぎんカップPHOTO】千葉0-1柏|2年ぶりの伝統の一戦はドウグラスの得点を守りきった柏の勝利!!
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