「マエダのスピリットは勝者の文化だ」前田大然、サウジ戦翌日の大一番に出場志願で現地称賛!「数時間前に日本で試合に出ていたのに…」

2022年02月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「休ませてくれと言ったとしても、誰も責めなかった」

日本代表のサウジ戦に出場した翌日にオールドファームのピッチに立った前田。(C)Getty Images

 日本でワールドカップ予選に出場し、スコットランドに戻ってすぐにダービーというビッグマッチのピッチに立つのは、並大抵のことではない。それでも、前田大然はベンチ入りを望んだ。

 アンジェ・ポステコグルー監督は、前田が2月2日のレンジャーズ戦に出場したのは、選手自らの希望でもあったとし、セルティックにはチームのために献身する姿勢があると述べた。

『Daily Record』によると、指揮官は「100%でないときにも犠牲を払い、献身しなければいけないときがある。それがスポーツだ」と話している。

「カラム(・マグレガー)のようなリーダーがそうしていれば、ほかの選手たちは言い訳できない。彼は口だけじゃないからだ。それが鼓舞する。ダイゼンも同じだ。彼らの状況から、オールドファームで不在だったとしても、私は受け入れていた。だが、本当に短い会話(で出場が決定)だった。彼らは『ノー、僕たちは本当に試合に加わりたい』と言ったんだ。ふたりを称賛するよ」

【動画】右足ダイレクトで正確なフィニッシュ!前田大然が決めた衝撃の開始4分弾
 ポステコグルーは「ここは本当に、そうやって毎日励みにしようとする環境なんだ」と続けた。

「練習でも100%と感じられないときはある。それでも、全力を出さない限り、我々のやり方でトレーニングすることはできない。だから、選手たちはとにかく頑張るんだ。チームメートが鼓舞してくれる。我々が見たいのは、そういう環境だ」

 指揮官の言葉を受け、セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』は、「日本との移動から『ボス、ちょっと休ませてくれ』と言ったとしても、誰もマエダを責められなかった」とほうじている。

「だが、マエダは自分で出ると言った。マクレガーもだ。セルティックのロッカールームの特徴を物語っている。マエダのような新加入選手が、数時間前に日本代表の試合に出ていたばかりなのに(出場を志願した)。それが責務だ。ポステコグルーがもたらした特徴を表している」

「マエダが見せたスピリットや、一員であろうという意欲は、勝者の文化を見せている。まさに、スコットランド・リーグのトップに立つチームに適切な心構えだ」

 6日に行なわれるマザーウェル戦で、前田はスタメンに復帰できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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