【日本2-0サウジアラビア|採点&寸評】計り知れない伊東の貢献度。中盤トリオ、谷口、酒井らも難敵撃破に奮闘

2022年02月01日 本田健介(サッカーダイジェスト)

谷口は中国戦に続き好パフォーマンス

【警告】日本=板倉(21分) サウジアラビア=アルブライヒ(4分)、バヒブリ(74分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】伊東純也(日本)

[カタール・ワールドカップ・アジア最終予選]日本 2-0 サウジアラビア/2月1日/埼玉スタジアム2002

【日本代表・総評】
6.5
 アウェーで敗れたグループ首位のサウジアラビアにリベンジを果たす。前半の早い時間にサウジアラビアのボランチ・アルマルキが負傷交代した影響もあっただろうが、誰もが球際で身体を張り、気持ちのこもったプレーで大きな勝点3を手にしただけに、評価されて然るべきだろう。全体的に採点が高いと突っ込まれるかもしれないが、今後につながる試合になるはずだ。

【個人採点・寸評】
GK
12 権田修一 6
68分の鋭いミドルも冷静にセーブ。常に声を張りあげながら味方を鼓舞し、終盤のサウジアラビアの攻撃にも落ち着いて対応。クリーンシートを達成した。
 
DF
3 谷口彰悟 7
5日前の中国戦同様に好パフォーマンスを披露。特に素晴らしかったのはワンタッチを活用したタイミングの良いパス出しで、秀逸なスルーパスも。加えて対人でも強さを発揮し、影のMOMに推したいプレーぶりだった。守備が安定したのは彼がいたからこそ。吉田、冨安が戦列復帰した後も代表で見たい存在だ。

4 板倉 滉 6
前半にイエローカードを受けるなどやや危ないプレーもあったが、気持ちのこもったディフェンスを見せた。川崎の先輩・谷口との連係も良く、彼とともにパス出しの起点に。指示の声もよく聞こえた。

5 長友佑都 5.5(68分OUT)
中国戦よりも積極的に攻め上がり、高い位置でパスを引き出す。クロスは味方になかなか合わずも、魂のディフェンスで戦う姿勢を示し、2点目の伊東のゴールにも絡んだ。ただし、この試合でも早めの交代。クロス精度を含め評価をかなり迷ったところ。試合後には「(個人的にも)今日は生きるか死ぬかだった」とコメント。その想いを汲めば「6」や「6.5」を付ける人も多いだろう。難しい採点。

19 酒井宏樹 6.5
自陣で相手に競り勝ったと思ったら、一気に右サイドを駆け上がって南野にクロスを送った後半のプレーは彼の真骨頂。1点目のシーンのように右での伊東とのコンビネーションは成熟しており、攻撃のキーマンとなったその14番をより輝かせた。

【PHOTO】重要な2連戦!埼玉スタジアムに駆けつけた日本代表サポーター!
 

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