ゴールを喜んだアストン・ビラDF、9日前まで所属していた古巣ファンからまさかの蛮行。頭部にペットボトルが直撃、犯人は逮捕

2022年01月23日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ベニテス前監督と衝突して退団

ブエンディアの決勝ゴールをアシストしたディーニュ。(C)Getty Images

 現地時間1月22日に行なわれたプレミアリーグ第23節のエバートン対アストン・ビラ戦で、サポーターが逮捕される事件が発生した。

 前半終了間際のアディショナルタイム、フランス代表DFリュカ・ディーニュのCKにエミリアーノ・ブエンディアが頭で合わせてアストン・ビラが先制ゴールを挙げた直後の出来事だった。

 コーナーフラッグ付近でアストン・ビラの選手たちが集まってゴールを喜び合っていると、スタンドのエバートン・サポーターからプラスチックのペットボトルなどが投げ込まれ、ディーニュとマシュー・キャッシュの頭部に直撃したのだ。

 その場に倒れた両者は、しばらく頭を抑えてうずくまっていたが、幸い大事には至らず。フル出場してチームの勝利に貢献したものの、一歩間違えば大惨事に繋がりかねない危険な行為だった。

【画像】古巣ファンがまさかの愚行! ペットボトルが頭部に直撃して倒れるディーニュ

 蛮行を受けたディーニュは、試合の9日前まで他でもないエバートンに所属していた。

 18年夏にバルセロナから加入し、公式戦127試合に出場するなど不動の左SBとして活躍していたが、昨年12月のリバプール戦(第14節)でラファエル・ベニテス前監督(1月16日に成績不振で監督を解任された)と戦術を巡って衝突。以降はベンチ外となり、1月13日にアストン・ビラに移籍したばかりだった。

 退団後初対戦となった古巣の本拠地で味方ゴールを喜ぶディーニュに対し、今回の移籍を快く思っていない一部のエバートン・サポーターの仕業だと推測されている。

 サポーターの愚行に対し、エバートンは試合後、当該サポーターが警察に逮捕されたことを報告。さらにこの試合でピッチへ物の投げ込みを確認できたすべてのファンをスタジアム出入り禁止とすることを発表している。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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