レジェンドのシャビが指揮官に就任した直後、バルセロナはラ・リーガでエスパニョール、ビジャレアルを相手に連勝した。だが、新体制になってからリーグ戦で連勝したのはこのときだけだ。

　１月８日、バルセロナはラ・リーガ第20節でグラナダと敵地で１-１と引き分けた。後半に先制点を奪ったものの、終盤にガビが２枚目のカードで退場になると、終了間際の失点で公式戦３連勝を逃している。
【動画】バルサには痛恨…17歳ガビのキャリア初の退場シーン

　米スポーツチャンネル『ESPN』によると、勝てば暫定ながら就任以降初めてチャンピオンズ・リーグ出場圏内に浮上していたシャビは、試合後に「残念だが、自分たちのミスのせいだ」と苦言を呈した。
 

「経験不足だよ。レッドカードが痛手になったが、我々が負けたのはミスのせいだ。我々は非常に重要な２ポイントを落とした。相手ではなく、自分たちによるものだ。愚かなボールロストがあった。怒っている。我々は自己批判しなければならない」

　シャビは「得点後はもっとも難しいものだ。（２度先行しながら２-２で引き分けた）オサスナ戦と同じだよ」と、リードしてからの試合のマネジメントに不満を表している。

「我々は試合のコントロールの仕方を分かっていない。試合を終わらせなければいけないときに、引き始めてしまった。勝つために、もっとつくり出さなければいけない。我々はミスをした。成長したいのなら、今それをしなければいけない」

　一方で、「経験やノウハウは試合をしながら身につくものだ」と、キャリア初の退場となった17歳のガビを擁護している。

「ガビにもっと求めることはできない。彼は我々に多くを与えてくれる選手だ。その彼がいなくなったことで、我々が弱体化したのは明らかだね」

　バルサはシャビの下で復活することができるか。次戦は12日、スーペルコパ準決勝で宿敵レアル・マドリーと対戦する。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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