「世界でも最高級のアスリート」元Jクラブ指揮官が衝撃を受けた日本人選手は?「今まで見たことがなかった」

2022年01月05日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「最大速度でのプレーを繰り返せる」

横浜のコーチや鹿児島の監督を務めたパパス。(C)Getty Images

 セルティックが新たに日本から獲得した3選手のひとりで、アンジェ・ポステコグルー監督が横浜F・マリノスで指導した前田大然は、そのスピードとスプリント力がすでに評価されている。

 ポステコグルーが前田を獲得した際にアシスタントコーチを務め、鹿児島ユナイテッドの指揮も執ったアーサー・パパスの言葉は、セルティックのサポーターやスコットランドサッカー関係のさらなる期待を集めるのではないだろうか。

 パパスは『KEEP UP』で「私がそれまでに見たことがないものだった」と、前田のスピードとスプリントに賛辞を寄せている。

「ダイゼンにはプロレベルの大半の選手を上回る運動能力がある。最大速度でのプレーを繰り返せる力を持ち、世界のサッカー界でも最高級のアスリートだ」
 

 さらに、パパスは「彼はヨコハマでアンジェが植え付けた、ボールのありなしにかかわらずインテンシティのあるサッカーに適していた」と続けている。

「そしてそれからの間に、彼はボックス内やボックス付近での技術も磨いて、より生産的になった」

『KEEP UP』は、J1トップの枠内シュート(51)、シュート精度(63%)、合計ビッグチャンス(33)、そこからの得点(18)、ゴール期待値(21.3)、相手ボックス内でのタッチ数(190)というデータサイト『Opta』のスタッツも紹介した。

 2度目の海外挑戦となる前田は、数々のスタッツやパパスのコメントを裏付ける活躍をグラスゴーで見せることができるか。1月17日のハイバーニアン戦から再開されるシーズンで、古橋亨梧と一緒に日本の攻撃コンビが躍動するのを願うばかりだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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