【J1採点&寸評】横浜×柏|横浜の猛攻も実らず……。柏が虎の子の1点を守り切り、勝利をもぎ取る

2015年07月15日 サッカーダイジェスト編集部

ビッグチャンスを逸した齋藤は厳しく評価。

【警告】横浜=小林(70分)、小林(88分) 柏=キム・チャンス(40分)
【退場】横浜=小林(88分)
【MAN OF THE MATCH】工藤壮人(柏)

【試合内容】
 序盤は柏が良いリズムを作るなか、徐々に横浜が盛り返す展開。ホームチームが優位に進めるなか、柏がCKのワンチャンスを活かし、先制に成功する。
 
 迎えた後半、1点を追う横浜はアデミウソンを投入。50分、58分と決定機を作るが決め切れず。その後も猛攻を見せたが、柏は鈴木を中心に堅い守りを見せ、ゴールを死守。虎の子の1点を守り切り、敵地で貴重な勝点3を獲得した。

【J1 PHOTOハイライト】2ステージ・2節
 
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【チーム採点・寸評】
横浜 4.5
決定機の数ではたしかに上回った。押し込む時間も長かったが、いつもの連動性はテンポが悪く、"同じ絵"を描けていない場面が少なくなかった。
 
柏 6
ゲーム内容では上回ることはできなかったが、チャンスを確実にモノにして先制に成功。後半は必死のディフェンスで勝利をもぎとった。
 
【横浜|採点・寸評】
GK
21 飯倉大樹 5.5
CKの対応で、キム・チャンスのヘッドを一度は止めたが、こぼれ球を工藤に押し込まれてゴールを許す。
 
DF
13 小林祐三 5
藤本との好連係でサイドから崩しにかかる。質の高いクロスを供給したが、イエローカード2枚でピッチをあとに。
 
22 中澤佑二 5.5
タイトなディフェンスでピンチを潰したが、課題のセットプレーからの失点を防げず。63分の中村のFKに飛び込んだシーンは惜しくも合わせられなかった。
 
5 ファビオ 5.5
リーチを活かした守備で相手の侵入をストップ。空中戦の勝負でも負けてはいなかったが、ビルドアップは今ひとつの出来。
 
23 下平 匠 5
鋭いクロスなど好プレーもなくはなかったが、軽い守備や軽率なミスなどネガティブな面のほうが目立った。
 
MF
14 熊谷アンドリュー 5
今季リーグ戦初スタメン&初出場。広い視野を活かしてパスを配球も、ピンチを招く致命的なミスパスなど、アピールはできなかった。
 
10 中村俊輔 5.5
前節に続き、ボランチで先発。頻繁にボールが集まり、的確に散らす。技術の高さは見せたが、決定的な仕事はできず。
 
25 藤本淳吾 5.5
ポジショニングが良く、上手くボールを引き出して攻撃を展開。ディフェンスも手を抜かずこなしたが、後半はややトーンダウン気味。
 
6 三門雄大 5.5
トップ下でプレーした前半はインパクトを残せず。後半は中村と2ボランチを組み、前に出る積極性も。小林退場後は右SBを務める。
 
11 齋藤 学 5
持ち味の突破力でチャンスを演出。最後まで相手に脅威を与えたが、58分の決定的チャンスは決めるべきだった。
 
FW
16 伊藤 翔 5.5
可能性は低くとも、ゴールを意識した動き出しを何度も見せたが、ルーズボールも自分のところに転がってこなかった。
 
交代出場
MF
39 アデミウソン 5.5
熊谷に代わり、後半スタートからトップ下で出場。軽やかなプレーで攻撃に勢いをもたらしたがゴールならず。85分のヘッドは決めたかった。
 
MF
7 兵藤慎剛 ―
入ってすぐに強烈なシュートも、DFに阻まれる。その後も自慢の運動量を武器にチームを活性化したが、結果には結びつかず。
 
MF
17 端戸 仁 ―
限られた出場時間のなか、攻撃にアクセントをもたらそうとしたが奏功せず。柏の手堅い守備を攻略できなかった。
 
監督
エリク・モンバエルツ 5.5
1点ビハインドの後半に、攻撃的にカードを切り、圧力を強めて相手を押し込むことはできたが、あと一押しが足りなかった。

次ページ横浜の猛攻に対し、鈴木が身体を張って奮闘を見せる。

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