【J1展望】2ndステージ・2節|横浜-柏|カウンター vs パスサッカーを制するのは?

2015年07月14日 サッカーダイジェスト編集部

横浜――中村発動のカウンターに活路。柏――代役GK桐畑がチームの救世主となれるか。

故障者/横浜=仲川、榎本、ラフィーニャ、喜田、矢島 柏=増嶋、大津、菅野
出場停止/なし

J1リーグ2ndステージ・2節
横浜F・マリノス – 柏レイソル
7月15日(水)/19:00/ニッパツ三ツ沢球技場

 
横浜F・マリノス
2ndステージ成績(1節終了時):9位タイ 勝点1 0勝1分0敗 1得点・1失点
年間成績(18試合終了時):6位 勝点27 7勝6分5敗 22得点・18失点
 
【最新チーム事情】
●山形戦で右膝を痛めた喜田は欠場が確定的。
●喜田の代役としてボランチに入るのは熊谷。リーグ戦では今季初先発となる。
●同じく山形戦で左足首を痛めたアデミウソンは途中出場か。先発の右MFは藤本になる見込み。
●中村は引き続きボランチで先発。練習ではフルメニューをこなし、状態は少しずつ上がってきた模様だ。
 
【担当記者の視点】
 ともに山形戦での負傷により、喜田の欠場とアデミウソンの先発回避が濃厚で、ベストメンバーを組めないのは痛いところだ。
 
 ただ、復帰した中村がコンディションを上げてきているのは好材料。攻撃力のある柏に対し、相手に攻め込ませてからのカウンターが有効手段となりそうだが、中盤の深い位置からの高精度のフィード一発でビッグチャンスを創出――その意味でも、前節に続く中村のボランチ起用には期待が持てそうだ。
 
 その他、好調をキープする齋藤や、前回対戦でゴールを決めている伊藤も良いイメージを持って試合に臨めるに違いない。リーグ戦初先発が予想される熊谷も高いモチベーションでピッチに立つはず。スタメン11人の顔ぶれにやや変化はあるが、効率良くゴールを奪い、勝利を収めたい。
 
【J1展望】全9試合の最新情報をチェック!
 
柏レイソル
2ndステージ成績(1節終了時):12位 勝点0 0勝0分1敗 2得点・3失点
年間成績(18試合終了時):14位 勝点18 4勝6分8敗 24得点・28失点
 
【最新チーム事情】
●前節の鳥栖戦で菅野と鈴木が負傷交代。鈴木は問題なさそうだが、菅野は欠場の見込み。
●7月13日、2013年のブラジルリーグ得点王エデルソンの移籍加入が正式発表。
●負傷で離脱中の増嶋は順調に回復。今週のリハビリ次第では来週にもランニングを開始予定。
 
【担当記者の視点】
  巻き返しを期して臨んだ第2ステージ開幕戦はミスから3失点を喫し、自滅とも呼べる敗戦となった。ただ、0—3になった後は開き直りもあっただろうが、ここ最近のチームに欠けていた「ゴール前へ入っていく」という意識が蘇った。
 
 やはり相手の守備ブロックの前で、淡々とパスをつないでいるだけではなにも生まれない。鳥栖戦の2ゴールは、FKとPKで流れのなかから崩したものではなかったとはいえ、「ゴール前に入っていく」意識を持ち続け、仕掛けたからこそ結果的にゴールにつながったと言える。守備面で軽率なミスをなくすことに加え、そのゴール前への推進力を前半から発揮し、勝利へ結びつけて鳥栖戦の教訓を活かしたい。
 
  鳥栖戦で負傷交代をした菅野、鈴木の状態だが、鈴木は大事に至らなかったため出場の可能性も出てきた一方で、菅野は欠場が濃厚だ。GKは桐畑が昨季最終節以来のスタメン出場となる。桐畑は"キャラクター"という点でもチームの雰囲気を変えられる存在。チームの救世主になれるか。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事