「衝撃を受けた」城彰二のサッカー観を変えた監督とは?「一番びっくりしたのが…」

2021年12月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

第1節でまさかの解任

横浜FC時代の指揮官について回想した城氏。(C)SOCCER DIGEST

 元日本代表FWの城彰二氏が、自身のYouTubeチャンネル『JOチャンネル』で、横浜FC時代に師事した指揮官について振り返った。

 2002年シーズン終了後にヴィッセル神戸から戦力外通告を受けた城氏は、ジェフユナイテッド市原時代のチームメイトでもあったピエール・リトバルスキー監督から「本気でやるんだったら、うちで受け入れる」と声を掛けられ、当時J2の横浜FCに加入した。

 だが、そのリティが2005シーズン終了後に解任。後任としてやって来たのが、足達勇輔監督だった。Jリーグのトップチームを率いるのは初めてだったが、「足達さんには、本当に勉強させてもらった。サッカー観を変えた」という。

「選手は衝動的に動く人が多いけど、足達さんは論理的で、すべての構成を考えながら緻密にやる監督だった。代表も含めて、自分がプレーした監督の中で一番そういう点は優れていた」

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「ボードを使って、こうしたらこう動くとかを徹底にやる。ボールコントロールひとつとっても細かかった」という指揮官が、練習中に声を荒げたエピソードを明かしている。

「一番びっくりしたのが、ボール回しの時、ワンタッチでのボール回しを『ダイレ(クト)、ダイレ(クト)』と言っていたら、怒られて。『ダイレじゃない。ワンタッチだ』と。ダイレクトというのは、ゴールに直線的に向かうプレーだと。小学生の頃からダイレクトと言ってきたから、衝撃を受けたね」

 だが、「すごく論理的だったから、入ってきた。それを聞いたときに、自分の経験も論理的に話したら、伝わるんじゃないかというのをすごく学んだ」という城氏は、その足達監督からキャプテンに指名される。

 2005年シーズン途中に、三浦知良、山口素弘という重鎮が加入し、ややギクシャクした時があったが、城氏が若手との間に入り、「チームの雰囲気は良くなっていった」という。

 だが、肝心な結果が伴わず、そのシーズンは前年の8位を下回る11位。指揮官は留任したが、「翌シーズンのプレシーズンマッチで全く勝てなかった」。結局、愛媛FCとの第1節に敗れたところで、足達監督は電撃解任されるのだ。

 城氏は「大衝撃を受けた。キャプテンである俺の責任だと思った。力になれなかった」と当時を振り返った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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