ローマから触手のゼコ マンCは3000万ユーロを要求

2015年07月14日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

ローマは1800万~2000万ユーロを想定していたが…。

ゼコ本人はローマと合意に達しているが、マンCが強気の交渉でローマの思惑を大きく上回る3000万ユーロを要求。今後の展開が注目される。 (C) Getty Images

 マンチェスター・シティは、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ゼコの獲得を求めるローマに対して、移籍金3000万ユーロ(約42億円)+ボーナスという条件を提示した。
 
 すでに選手サイドと合意に達しており、それを武器にして1800万~2000万ユーロ(約25億2000万~28億円)で話をつけられると考えていたローマにとっては、思惑を外された格好だ。
 
 とはいえ、すでに退団の意思を固めているトッププレーヤーを慰留するのはきわめて困難であり、ローマは今後粘り強く移籍金の引き下げを求めていく意向だ。
 
 それでも獲得が難しい場合には、ゼニトのベネズエラ代表サロモン・ロンドンにターゲットを移すことになるだろう。こちらの値札は2000万~2200万ユーロ(約28億~30億8000万円)と、ゼコよりもかなり低い水準だ。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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