「もう終わった選手って気付いてないの?」城彰二がプライドを捨てさせた“妻の強烈な言葉”を回想!「怒りを通り越して…」

2021年12月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「なんて恥ずかしいことをしていたんだろう」

城氏がなかなかプライドを捨てられなかった横浜FC時代を回顧した。(C)SOCCER DIGEST

 元日本代表FWの城彰二氏が12月7日、自身のYouTubeチャンネル『JOチャンネル』を更新。横浜FC時代に、妻から言われた痛烈な一言について回顧した。

 これまでの回で城氏は、2002年シーズン終了後にヴィッセル神戸から戦力外通告を受けた後、中国のクラブからしかオファーが届かずに引退を考えていたところ、ジェフユナイテッド市原時代のチームメイトでもあったピエール・リトバルスキー監督から「本気でやるんだったら受け入れる」と声を掛けられ、当時J2の横浜FCに加入したことを明かしていた。

 ただ、1998年のワールドカップに主力として出場し、スペインでもプレーしたストライカーは、「俺はこんなところでやる選手じゃない」とプライドが捨てきれなかった。当時の横浜FCにはホペイロもおらず、道具や水などを選手たちが運ばれなければならなかったが、加入1年目は「1回もやらなかった」という。

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 そんなプライドを捨てる一言を浴びせたのが、妻の育代さんだった。横浜FCで3シーズンを過ごし、それでもJ1クラブからのオファーがないにもかかわらず、「俺はまだ(J1で)やれる」と思っていた城氏に、「あなたのそういう考え方じゃ、上手く行くわけ訳ないよ」と指摘されたのだ。

「サッカーのことはほとんど知らない。J2に落ちたのも、どういうことかわかってなかった」妻からの強烈な一言にカチンときて、「お前にサッカーなんてわからないだろ」と声を荒げると、こんな言葉が返ってきたという。

「あなたは終わってる選手だよ。ダメな選手って気付いてないの? あなたは日本代表で、ワールドカップに出て、みんながチヤホヤしてくれていると思っている。でも、いまはJ2の下のほうのクラブの選手。世間の人は完全に終わった人間だと思って見てるよ」

「怒りを通り越して、『まじか』と思った」城氏は、街では「頑張って」と声を掛けられるものの、終わったと見られているんだな、と初めて気づかされたという。

「なんて恥ずかしいことをしていたんだろう」と猛省した城氏は、そこから態度を改め、練習にチームメイトより早く行き、道具や水を率先して運ぶようにした。それを継続していると、次第に周囲の見方も変わり、「城がやるなら、俺もやろう」という雰囲気になっていき、チームも上手く回り出したという。

 そうやって臨んだ2006年シーズン、キャプテンを務めた城氏は12ゴールを挙げる活躍でクラブを初のJ1昇格に導く。そして、そのシーズン限りで、ユニホームを脱いだのだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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