アーセナル冨安健洋への英代表DF“顔踏みつけ行為”は一発レッドが妥当? アルテタ監督&プレミアOBが見解「事故に見せかけようと…」

2021年12月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

現地サポーターからは怒りの声が上がっている

接触後、顎部分に痛々しい傷跡が見られた冨安。(C)Getty Images

 現地時間12月6日に行なわれたプレミアリーグ第15節で、アーセナルはエバートンとアウェーで対戦し、1-2で敗れた。冨安健洋は11試合連続で右SBで先発し、フル出場している。

 この試合のあるシーンが物議を醸している。28分、冨安は右サイドのタッチライン際でアランと競り合った。この場面で倒れた冨安に対し、イングランド代表DFベン・ゴッドフリーが冨安の顔を踏みつけるというシーンがあった。日本人DFは顎付近にスパイクが擦れたような傷を負い、出血も見られたため、VARが介入。レフェリーが映像をチェックするも、ノーファウルの判定となった。

【動画】冨安がゴッドフリーに顔を踏みつけられた決定的瞬間! VARチェックではノーファウルになったが…

 試合後、アーセナルのミケル・アルテタ監督は該当のシーンについて問われると、「あの判定はVARが確認したはずだ。私は自分のチームにもっと何かを求めている」とコメント。敗因の言い訳とはしなかった。

 しかし、プレミアOBの見立てはやや異なるようだ。スタジオで試合を見守っていた元イングランド代表ガリー・ネビルは、「顔面への衝突をスルーする達人ふたりが事故に見せかけようとしていた」とジョーク混じりに語ったという。現地局『Fox Sports』などが報じている。
 
 ネビルは、「彼らは上から追いかけて、事故だと気づいた後のようなリアクションを見せようとした。ただ、VARが偶発的なものだと判断した理由は理解できる。それを証明することはできないが…プロならば分かるはずだ」と語ると、同席していたジェイミー・キャラガーも「(ゴッドフリーは)ラッキーだった」と同調。ともに、ゴッドフリーがフィールドの上に残っていられたことは非常に幸運だったという見方を明らかにした。

 また、中継で解説を担当していた元イングランド代表のアラン・スミスは「あれは偶発的なんかじゃない。簡単に避けることができたはずだ」とコメントしていたという。

 該当のシーンについては、現地のアーセナルファンからも怒りの声が多く上がっているようだ。現地メディア『football.london』は「あんなのがレッドじゃない意味が分からない」「ラグビーでは頭部の接触はもれなくレッドなのに、なんでサッカーは罰せられない」「足を入れる前に顔を見てるじゃないか。不名誉なプレーだ!」「バカげた判定だろ」といった声を紹介している。

 スペインやポルトガルなどの各国メディアも該当のシーンを「痛すぎる場面」「イエローですらないとはどういう判定だ?」といった懐疑的な視点で取り上げるなど、日本人DFへの衝撃的な行為は大きな波紋を広げている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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