【J1採点&寸評】FC東京0-0福岡|MOMは前寛之。FC東京はアカデミー出身特別指定の寺山翼がJ1デビュー

2021年12月04日 後藤勝

FC東京──森重の穴を埋めた青木拓矢を高採点

【警告】FC東京=安部(68分) 福岡=なし
【退場】FC東京=なし 福岡=なし
【MAN OF THE MATCH】前 寛之(福岡)

[J1リーグ38節]FC東京0-0福岡/12月4日(土)/味の素スタジアム

【チーム採点・寸評】
FC東京 5.5

前節の広島戦につづいてボールを動かしパスをつないでいこうという姿勢は感じられたが、前半は防戦一方。後半は一転、東京のペースで攻め立てたがゴールを割るには至らず、75分以降は再びどちらのものと言えないゲームとなり、最後は森重が脇腹を痛めて退いたことで勝利の芽はなくなった。しかしアクシデントに混乱せず組織を4-4-1で立て直し、ここに特別指定の寺山が適応したことは収穫。

【FC東京|採点・寸評】
GK
13 波多野豪 6

前半、福岡の攻勢に遭いシュートやクロスに晒される場面が少なくなかったものの、鋭い反応でことごとくピンチを防いでいた。好不調の波を森下監督が指摘したがこの日は好調。

DF
14 内田宅哉 5.5(70分OUT)

杉本、志知と曲者が揃った福岡の左サイドに苦慮したが試合を通じて対応していった。プレーエリアや役割分担を意識してサイドバックとして確かな出来。

4 渡辺 剛 5.5
きっちりと最終ラインの中央を埋めて守備を重視した手堅いプレー。攻撃的な福岡に進入されても落ち着いて対処していた。最終盤は森重を欠くなかでゴール前を死守した。
 
3 森重真人 6
12分にふたりを剥がして持ち上がり左に展開、その後強烈なミドルシュートを放ちボール支配と攻撃面での印象が強かった。試合前の煽りVTRでも主役に。しかし、終了間際に脇腹を痛め担架で運ばれた。

50 長友佑都 5.5
サイドバックとして守備をきっちりこなしながら14分には東のヘディングシュートにつながるクロスを左から上げた。コンディションも悪くなくフル出場。

MF
21 青木拓矢 6

シーズン終盤に入っての好調を維持し、この日も活発に穴埋めをしていた。森重が退いたあとはセンターバックとして最後尾を守りチームを助けていた。

31 安部柊斗 5
前半は2回ほどボールを奪われる場面もあり不調かとも思われたが、53分のカウンターでは長い距離を持ち上がってアダイウトンにパスを送り、元気のあるところを見せた。
 

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