現地時間12月３日、ポルトガルリーグの第13節でポルティモネンセ対ポルトが行なわれる。この試合に、ポルトからポルティモネンセに期限付き移籍中の中島翔哉は出場できない。

　前日記者会見では、指揮官が日本人MFについてコメントしたという。ポルトガル紙『O Jogo』や現地メディア『MAIS FUTOBAL』などが報じた。

　中島は2019年夏にポルトに加入したものの、新型コロナウイルスの感染拡大などの世界的な情勢の変化により、定位置を掴むには至らず。昨シーズン後半はアラブ首長国連邦（UAE）のアル・アインに期限付き移籍していた。しかし、移籍先で負傷して戦列を離脱し、治療期間を経て今夏に古巣のポルティモネンセに移籍。10月からは本格的にフィールドでのプレーを再開し、リーグ戦やカップ戦などでゴールに関与するなど、好調ぶりが窺える。
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　そんななか、前日会見に出席したポルトのセルジオ・コンセイソン監督は、記者から中島について問われると、このように答えた。

「私はポルティモネンセのチームを分析した。プレーのダイナミックさと、迫力のある選手たちにとても注目している。ただ、ナカジマに注視はしていない。なぜなら彼がこの試合では、ポルティモネンセの選手として貢献できないことを知っていたからだ。ただ、このところ私たちのチームではなく、ポルティモネンセのチーム内で良いレベルでプレーをしていると思う」

　ポルトガルリーグは現在、上位のポルト、スポルティング、ベンフィカが勝点31～32で激しい首位争いを繰り広げている。中島不在の大一番で、両者がどのような戦いぶりを見せるのかも注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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