【J1採点&寸評】川崎 1-1 浦和|ドロー決着も川崎がリーグ連覇を達成!!ジェジエウ、酒井が貴重なゴール

2021年11月04日 本田健介(サッカーダイジェスト)

川崎――ジェジエウは先制点をマーク

【警告】川崎=なし 浦和=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】ジェジエウ(川崎)

[J1第34節]川崎1-1浦和/11月3日/等々力
 
【チーム採点・寸評】
川崎 6.5
 前半から浦和のデザインされた攻撃にチャンスを作られたが、33分にセットプレーの流れからジェジエウが先制ゴールをマーク。苦戦しても勝ち切る今季の強さを象徴するような展開を進め、89分には同点に追いつかれたが、2位の横浜が敗れたことで、残り4試合(今季は38試合制)を残してのリーグ連覇が決定!! 34試合でわずか1敗、自慢の攻撃力に加え、失点数は「22」と圧巻の成績で戴冠を果たす。その姿はJリーグの歴史に強く刻まれた。
 
【川崎|採点・寸評】
 GK
1 チョン・ソンリョン 6
試合終盤には伊藤のシュートをセーブするも、そのボールを酒井に拾われて決められた。ただ試合全体を通じて冷静にプレー。
 
DF
13 山根視来 6
25分には江坂のシュートをブロック。右サイドの攻撃を活性化し、33分のCKの場面では、相手のクリアを収めて絶妙なクロス。ジェジエウのゴールを導き出した。もっとも試合後には、自らのスローインから失点の流れが始まったことを悔やむ。
 
MAN OF THE MATCH
4 ジェジエウ 7
2位横浜の結果次第の面もあったが、優勝へ向けた大きな一戦で、こぼれ球に反応して貴重な先制ゴールを奪う。前半にパスを奪われる場面はあったが、守っても固く、相手のシュートをブロックした。


 
5 谷口彰悟 6
後半にクリアミスはあったものの、キャプテンとして最終ラインを引き締め浦和の攻撃に対応。25分にはゴールライン上で関根のシュートを食い止めた。ただし試合終盤の酒井のシュートへのブロックは間に合わず、1失点はやはり悔しいはず。
 
2 登里享平 6(75 OUT
前半は相手のプレスを受けてボールを失うシーンも。マルシーニョのサポートも難しい面はあったはずだが、持ち前の臨機応変な動きで周囲に絡んだ。

MF
22 橘田健人 6.590+1分 OUT
何より光ったのは後半のパフォーマンス。球際でしっかり相手に寄せてボールを奪えば、広い視野でパスを供給。川崎のアンカーとして長足の進歩で、大卒ルーキーながら主力としてタイトルを手にした。
 
8 脇坂泰斗 6(86 OUT
家長、山根らと協力して主に右サイドからの展開を加速させた。21分のシュートなど前半はチャンスを迎えただけに決めたかったが、プレースキッカーも担い、攻撃のレパートリーを増やした。

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