「市場価値が上がったとしか見ていない」南野拓実、リーグ杯での活躍で逆に放出が加速と現地指摘! 「長期的な計画には入っていない」

2021年10月29日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「昨夏は信頼できるオファーがなく、残す以外になかった」

リーグ戦ではいまだ出場機会のない南野。(C)Getty Images

 決して出番が多くないなかで出場機会を増やしていくには、チャンスが訪れたときに結果を出すしかない。ただ、結果を出したからといって、クラブでの状況が好転するとは限らない。

 今季のプレミアリーグで1秒もプレーしていないリバプールの南野拓実は、現地時間10月27日のリーグカップ4回戦で今季2度目となる先発出場を果たし、先制点を挙げて2-0の勝利に貢献した。

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 南野は先月の同大会3回戦でも先発出場で2得点をマーク。スタメンに名を連ねた2試合で3得点と、60分ごとに1ゴールを挙げている。

 リバプール専門サイト『LIVERPOOL.COM』は28日、この南野の活躍はクラブでの序列を高める以上に、経営陣が選手を売却する方向に向かわせる可能性もあると報じた。

 同メディアは、チームの顔であるモハメド・サラーが公式戦で70分ごとに1ゴールを挙げているのに対し、日本代表FWはそれを上回るペースだと紹介したうえで、「それは彼のリバプールでのキャリア以上に、オーナーとクラブの移籍に関する金庫を助けることになるかもしれない」と伝えている。
 
「リバプールにおける(南野の)未来が何か月も宙ぶらりんなのは明白だ。そして、(ユルゲン)クロップの計画で長期的な存在でないことはかなり明らかだ。昨夏は信頼できるオファーがなく、残す以外になかった」

『LIVERPOOL.COM』は「リーグカップでのパフォーマンスは、本当にオファーを考える他クラブに向けたミナミノの主なショーウィンドー」「こういった試合で印象を残せば、1月の市場で多くのクラブのターゲットになり得る」と続けた。

「今季のミナミノが限られた機会において、得点という形でリバプールでの自分のキャリアを救おうとできる限りをしていることを考えると、厳しい現実だ。だがおそらく、オーナーは市場価値が上がったとだけ見ているだろう。彼の未来はプレミアリーグのもっと下か、国外にあると思われる。

 選手とクラブが別々の道を行くことが、全員にとってベストだ。そして、リーグカップがリバプール、ミナミノ、オーナーにとっての鍵を握るかもしれない」

 活躍を続けて南野がリバプールの主軸になる可能性はないのか、昨季と同じく1月に他クラブに向かうことになるのかは、まだ分からない。いずれにしても、まずは評価を高め続けていくしかない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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