「芸術に近い」イ・ガンインの華麗なアシスト→元同僚へのタックルでまさかの退場に韓国メディアが嘆き!「悲しい、後味の悪い瞬間だ」

2021年10月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

“円満退社”とはいかなかった古巣との対戦

55分に退場となり、肩を落としてピッチを去るイ・ガンイン。(C)Getty Images

 天国から地獄とはまさにこのことだろう。"韓国の至宝"の古巣戦はほろ苦いものとなってしまった。

 10月23日に開催されたラ・リーガ第10節で、久保建英が所属するマジョルカがバレンシアと敵地で対戦した。膝の故障で長欠中の久保は、この日も欠場。代わりに攻撃のタクトを振るう役回りを担ったのが、韓国代表MFイ・ガンインだった。

 今夏にバレンシアからマジョルカに移籍した20歳のレフティにとって、カンテラ(下部組織)時代から過ごした古巣との初対戦。契約延長を拒み、最後は契約解除という形で"円満退社"とはいかなかっただけに、期するものもあったはずだ。

 その思いがいい形で表われたのが、32分のアシストだ。右サイドでボールを受けると、華麗なダブルタッチで昨シーズンまでの同僚ウロシュ・ラシッチをかわし、敵陣深くまで抉って絶妙のラストパス。FWアンヘル・ロドリゲスの先制点を鮮やかにお膳立てしてみせた。
【動画】華麗なダブルタッチで元同僚を翻弄!イ・ガンインの衝撃アシスト
 
 しかし、いささか気合が入り過ぎていたか。オウンゴールで1点を追加して迎えた55分、五分五分のボールを奪おうとした際に、レイトタックルがダニエル・ヴァスの膝に入ってしまい、2枚目のイエローでまさかの退場。イ・ガンインは顔を覆ってその場に倒れ込み、悔しさを露わにした。

 この退場劇を母国・韓国のメディアも嘆いている。『InterFootball』は、アシストの場面でのラシッチをかわしたフェイントについては、「このテクニックは芸術に近い」と絶賛。ただ、退場シーンについては次のように綴っている。

「バレンシアの元同僚が抱き起こした後も、首を垂れて、しばらく地面を見つめていた。それほど、イ・ガンインにとって悲しい、後味の悪い瞬間だった」

 数的不利になった影響もあり、マジョルカは後半アディショナルタイムに2ゴールを許し、まさかのドロー。同メディアは「非常に厳しい結果になった」と伝えている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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