「エネルギーと熱意の塊」4連勝貢献の古橋亨梧に現地メディアが賛辞!ウイング起用には異論「中央の方が間違いなく効果的だ」

2021年10月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

勝利を決定づける追加点を“演出”

PKを獲得するなど勝利に貢献した古橋。(C)Getty Images

 現地時間10月23日に開催されたスコットランド・リーグ第10節で、4位のセルティックは、8位のセント・ジョンストンとホームで対戦。34分にギオルゴス・ギアクマキス、80分にヨシプ・ユラノビッチがゴールを奪い、2-0で快勝を収めた。

 この日は右ウイングで先発した古橋亨梧は、立ち上がりからハードワークを続けながらも、攻撃面ではなかなか見せ場を作れず。ただ、61分にギアクマキスがベンチ下がったのに伴い、いつものCFのポジションへ入って以降は、停滞していたチームの攻撃が活性化した。

 古橋自身も味方とのワンツーからゴールに向かうと、ペナルティエリア内で相手に倒され、貴重な追加点となるPKを獲得。その直後にお役御免となった。

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 ポジション変更以降は持ち味を発揮し、公式戦4連勝に貢献した日本代表FWに、現地メディアも高評価を与えている。『The Celtic Way』は採点記事で「7点」を付け、以下のように評した。
 
「ギアクマキスの起用に伴い右サイドに配置されたにもかかわらず、この日本人ストライカーは常に動き回っており、そのペースは素晴らしいものだった。汚れ仕事も喜んでこなし、可能な限りディフェンスを助けていた。キョウゴは中央でプレーする方がより効果的だが、それでも常にエネルギーと熱意の塊であり、とどめを刺すユラノビッチのペナルティを獲得した」

 さらに『footballscotland』は、チーム最高タイの「7点」を与え、同じ右サイドで共闘したアンソニー・ラルストンと合わせて賛辞を寄せている。

「セルティックとっては、間違いなく中央で起用する方が優れたオプションだが、それでも鋭い動きでいくつかの問題を引き起こしていた。(相手DFのカラム)ブースは、この日本代表選手とラルストンの両方を追いかけるのに苦労した」

 古橋のウイング起用を疑問視する声は以前から上がっていたが、この試合でCFに入ったギリシャ代表FWがゴールを奪ったことで、今後もオプションとして使われる可能性は少なくなさそうだ。アンジェ・ポステコグルー監督の起用法に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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