【第1S総括】不安定な守備が、低空飛行を続けた要因。
CBと左SBを兼任した昌子(中央)の奮闘も実らず。無失点試合はわずかふたつと、守備の安定感は欠けていた。 写真:サッカーダイジェスト写真部
J1第1ステージは浦和の無敗優勝で幕を閉じたが、前半戦の17試合を全18チームはいかに戦ったのか?
『サッカーダイジェスト』の各チーム担当記者が、6月27日で最終節を迎えた第1ステージを振り返り総括するとともに、第2ステージに向けた各チームの動きと見どころを解説する。
――◆――◆――
鹿島アントラーズ
第1S成績:8位 勝点:22 6勝4分7敗 27得点・25失点
ポイント1)第1ステージの出来を点数で表わすと?
40点
優勝候補に推されながら、一度も上位戦線に絡めなかった。その最大の要因は、守備が不安定だったことだろう。ACLも含めた公式戦で2度しか無失点試合がなく、リーグ戦での失点数25はリーグワースト6位タイ。中盤のプレッシングの甘さや、昌子や植田、ファン・ソッコといったCBのポジショニングの悪さが目立ち、セットプレーでも失点を重ねた。
27得点を挙げた攻撃はまずまずの評価を与えられるが、CFを定められずに苦しんだ印象も残る。開幕の頃は新加入の高崎と金崎が務め、シーズン途中からは怪我から復帰した赤﨑と途中加入のジネイも加わった。
しかし、いずれの選手も確固たる地位を築くまでには至らなかった。もっとも可能性を感じさせたジネイも、16節・横浜戦で全治8か月の大怪我を負い、第2ステージも絶望だ。
ポイント2)第1ステージのチームMVPは?
柴崎 岳
チームが低空飛行を続けるなか、常に高いパフォーマンスを維持。精度の高いパスと飛び出しで攻撃に変化をつけた。流れのなかからのラストパスが増えてくれば、さらに言うことなしだ。
ポイント3)第2ステージでの巻き返しや台頭が期待される選手は?
土居聖真
巧みなテクニックを活かしてバイタルエリアでボールを受け、ドリブルでゴールに迫る機会が増えている。本人も得点へのこだわりが強まっており、第2ステージではより多くのチャンスに絡んでくれるだろう。
『サッカーダイジェスト』の各チーム担当記者が、6月27日で最終節を迎えた第1ステージを振り返り総括するとともに、第2ステージに向けた各チームの動きと見どころを解説する。
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鹿島アントラーズ
第1S成績:8位 勝点:22 6勝4分7敗 27得点・25失点
ポイント1)第1ステージの出来を点数で表わすと?
40点
優勝候補に推されながら、一度も上位戦線に絡めなかった。その最大の要因は、守備が不安定だったことだろう。ACLも含めた公式戦で2度しか無失点試合がなく、リーグ戦での失点数25はリーグワースト6位タイ。中盤のプレッシングの甘さや、昌子や植田、ファン・ソッコといったCBのポジショニングの悪さが目立ち、セットプレーでも失点を重ねた。
27得点を挙げた攻撃はまずまずの評価を与えられるが、CFを定められずに苦しんだ印象も残る。開幕の頃は新加入の高崎と金崎が務め、シーズン途中からは怪我から復帰した赤﨑と途中加入のジネイも加わった。
しかし、いずれの選手も確固たる地位を築くまでには至らなかった。もっとも可能性を感じさせたジネイも、16節・横浜戦で全治8か月の大怪我を負い、第2ステージも絶望だ。
ポイント2)第1ステージのチームMVPは?
柴崎 岳
チームが低空飛行を続けるなか、常に高いパフォーマンスを維持。精度の高いパスと飛び出しで攻撃に変化をつけた。流れのなかからのラストパスが増えてくれば、さらに言うことなしだ。
ポイント3)第2ステージでの巻き返しや台頭が期待される選手は?
土居聖真
巧みなテクニックを活かしてバイタルエリアでボールを受け、ドリブルでゴールに迫る機会が増えている。本人も得点へのこだわりが強まっており、第2ステージではより多くのチャンスに絡んでくれるだろう。