【U-22日本 対 U-22コスタリカ】サッカーダイジェスト取材記者の採点&寸評

2015年07月01日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

最後までチームの軸として機能した遠藤がMOM。

日本は8人の選手交代を行ない、多くの選手をテストした。

【サッカーダイジェスト取材記者による採点&寸評】
取材:広島由寛

【マッチレポート】U-22日本 2-0 U-22コスタリカ
 
【U-22日本代表】
[GK]
18 櫛引政敏 6.5
9分の1対1のピンチにも慌てず、ビッグセーブで事なきを得る。ハイボールの処理も危なげなく、ほぼパーフェクトな出来だった。
 
[DF]
6 亀川諒史 6.5
鋭いクロスで野津田の先制点をアシスト。タイミングの良いオーバーラップで攻撃に厚みをもたらし、守備でも球際の強さを見せた。
 
2 伊東幸敏 6
途中交代するまで、ディフェンスの安定感は崩れないまま。サポートも的確で、クロス対応も盤石だった。
 
4 岩波拓也 6
丁寧なクリアでボールをつなげる。得意のフィードでサイドチェンジを繰り出すなど、ビルドアップで高い貢献度を示す。
 
5 植田直通 6
タイトなマークで相手に自由にシュートを打たせず。フィジカル勝負で負けず、強固な壁を築いて無失点勝利へと導いた。
 
[MF]
3 遠藤 航 7
危険なシーンにすかさず顔を出す危険察知能力はさすが。効果的な縦パスも供給するなど攻守に奮闘。最後までチームの軸としてハイパフォーマンスを見せた。
 
8 野津田岳人 6.5
序盤は流れを切るミスが目立ったが、36分に左クロスをボレーで沈め、先制点をゲット。セットプレーの精度は高かった。
 
10 中島翔哉 6.5
トップ下で先発し、後半途中からは中盤左サイドでプレー。ポジションを変えても攻撃の中心的役割を担い、期待どおりの働きぶりだった。
 
11 前田直輝 6
カットインからのシュートやクロスなど、持ち味は出せた。しかし、時間の経過とともにプレーに絡む頻度が減り、結果を出せずに途中交代。
 
20 井手口陽介 6.5
広範囲に動き回る機動力を発揮。素早く攻守を切り替え、高い位置でボールを奪ってチャンスにつなげるなど、前半だけの出場だったが存在感は見せた。
 
[FW]
16 浅野拓磨 6
開始早々、裏への抜け出しからポストを叩く惜しいシュート。自慢のスピードをフルに活用して、いくつかの見せ場を作った。
 
[交代出場]
DF
23 奈良竜樹 ―
3バックのセンターに入る。出場時間は限られたものだったが、落ち着き払ったプレーで試合を終わらせた。
 
DF
17 川口尚紀 6
大きなミスもなく、求められる役割をまっとう。もっとも、攻撃面で本来の良さを出し切れなかった印象も。
 
DF
22 高橋壮也 ―
攻め込まれるシーンはほとんどなく、無難にこなした。ボールを呼び込む積極性が欲しかったか。
 
MF
12 矢島慎也 6
中盤の右サイドやボランチ、シャドーなど複数のポジションを兼務。チーム戦術に応じたパフォーマンスで、勝利の可能性を高めた。
 
MF
13 喜田拓也 6
右ボランチで後半スタートから出場。井手口に劣らず、アグレッシブな守備で危ない場面を未然に防ぎ、中盤の攻防を制した。
 
FW
14 金森健志 6.5
中盤でボールを収めて前を向くと、一気に加速。そのままドリブルで持ち運び、コース、スピード、ともに申し分ない一撃を突き刺す。
 
FW
19 小屋松知哉 ―
87分には金森からパスを受け、エリア内に侵入。左足で逆サイドを狙ったシュートを放つが、惜しくも枠を捉え切れなかった。
 
FW
24 オナイウ阿道 6
キレのあるプレーで前線を活性化。味方を活かす意識も高く、起点となったが、ゴールを奪うことはできなかった。
 
監督
手倉森誠 6.5
複数のシステムを併用し、多くの選手をテスト。隙のない戦いぶりでチームコンセプトも表現でき、収穫の多い完封勝利だった。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
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