「80歳でも現役」ワトフォードのラニエリ新監督、来週70歳もやる気満々! “ミラクル・レスター”は過去の栄光「全て忘れた」

2021年10月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「私の脳は非常に若い」

ラニエリ監督は、ワトフォードを立て直すことができるか。(C)Getty Images

 ワトフォードの新監督に就任したクラウディオ・ラニエリがやる気満々だ。

 昨シーズンに2部を2位でフィニッシュし、1年でプレミアリーグ復帰を果たしたワトフォードだが、今シーズンは開幕7試合で7ポイントに留まり、15位と低迷。シスコ監督が早々と解任となり、後任として、昨シーズンまでサンプドリアを率いていたラニエリが今月4日に新指揮官に就任した。

 来週に70歳の誕生日を迎える老将は、これまでに母国のユベントスやインテルをはじめ、アトレティコ・マドリー、チェルシー、モナコなど各国の名門を指揮。そのなかでも歴史に残る功績と称えられているのが、2015-16シーズンにレスターで果たした奇跡のプレミア制覇だ。降格候補にも挙げられていたチームに、堅守速攻のスタイルを根付かせ、クラブ創設133年目にして初のトップリーグ戴冠に導いた。

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 フルアム時代以来、約2年半ぶりに再びイングランドで指揮を執るラニエリは「私はサッカーと、この人生を愛している」と、意気込みを語っている。英紙『Daily Mail』が伝えた。

「50歳、70歳、80歳になっても現役でいいじゃない?イングランドで最高齢の監督は、もしかしたら杖をついているかもしれないよ。私の脳は非常に若い。私はワトフォードで何かを成し遂げるために戻ってきた。私も会長も野心家なんだ。自分のエネルギーと精神の全てを仕事に注ぐつもりだ」
 
 もちろん目標は1部残留だ。そのために、残留のボーダーラインとなる勝点40の獲得を目指すと宣言している。

「安全圏にいなければならない。勝点40のことだけを考えている。我々はいま、7ポイント持っていて、あと33ポイント獲る必要がある。そのうえでゆっくり、ゆっくり、来シーズンに向けて改善していこう」

 そしてイタリア人指揮官は、サッカー界のおとぎ話として語り継がれている、かつての"ミラクル・レスター"にも言及。過去の栄光にすがりつくことはなく、見据えるのはあくまで未来だけだと語っている。

「私にとっては、その翌日には過去のことになっていた。全てを忘れてしまったよ。私は常に前を向いている。明日何が起こるか、土曜日に何が起こるか。100年後にはもうひとつのレスターが生まれるかもしれない」

 レスターでは岡崎慎司、サンプドリアでは吉田麻也を指導し、日本人選手とも馴染み深い指揮官は、ワトフォードでも奇跡を起こすことができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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